世界に恋をしたいから、

好きなものをゆるりと留めておくブログ。

「…だから好き」って明確にみんな言えるもんなのか

 

自担の事が好きな理由とか、自担の一番好きなところとか、一個だけみんな選んで言語化できるものなんだろうか。

 

いや、よくTwitterとかで「●●担は感覚で好きだから」「本能で愛を叫んでるから」みたいに言われてたと思うんだけど、好きになるって本能なんじゃないのかな?と思うんです。

 

 

いやまぁ、●●担って私が考えるとあてはまるのは主に増田担なんだけど、多分それは私がNEWS担が多いTLにいたからたまたま私が属する*1増田担界隈が名指しされてただけで、多分私のよく知らない、キンキでもNEWSでもセクゾンでもない他Gの中にも同じようにイメージされてる「●●担」という属性があるのかもしれない。いや、多分あるだろう。

 

ってのを、夏至の日に仕事帰りに自転車を走らせながらつらつら考えてた。

あれから10日以上たつけど、答えは出たようで出ない。

こんな風に「彼だから好き」「好きは本能」とか考えてるところがそう言われる所以の1つかもしれない。でも本当にそうなのか?と思いながら、じゃあその感覚的なところを敢えて言語化して語ったらどうなる?って考えて3人の担当についてどこが好きか、きちんと言語化して考えてみた。なるべくなら技能的なとこじゃなくて、人となり的なことで好きなところを言語化したつもりだ。その時点で結局感覚的じゃん!と批判をいただくかもしれないけど、それでいいかなって。カモン異論。

そんでもって、「その人らしい」好きなところを言葉で表すとどうなるか、も考えた。そしたら何故か古語や和語になった、「●●ほめ」ならぬ、「●●すき」ブログです。

 

堂本剛さんは繊細すぎて却って強いから好き。

なんで好きになったかなんてもはや遠い昔のこと過ぎて、本当のところはどうなのかは忘れた。6歳児がテレビ見て「あのお兄ちゃんかっこいい」と思ったに過ぎない。24年前のこと。

でも24年間もなんで好きなのか、って思ったら歌声でもビジュアルでもなくて、「繊細すぎて強いところ」だ。優しすぎるんだと思うし、傷つきやすい。彼は「coward」*2だと自評していたけど、私は彼は「fragile」で「tough」だと思う。ナイーブとか、ストロングとかじゃなく。

強くなければ、年明けそうそう「剛派とか光一派とかどうでもいい」とは言い放てない。それを自分が言うことがどんな意味を持つかなんて十分わかってるはずだ。批判とか、以前彼をボロボロに傷つけた一因のような罵詈雑言のバッシングも全て受けて立つつもりで、「自分と相方を中心としたKinKi Kidsというコンテンツ」や「KinKi Kidsという関係」を守って、次に繋げようとしたんだと思っている。

 

そして、かなしいほど優しくて、人を愛したくて、「あはれ」って言葉が似合う。現代語の「あわれ」じゃなくて、古語としての「あはれ」。なんでそう思うかというと、ファンに会うたびに「僕(ら)と君たちの愛を」と投げかけるからだ。彼が言う「かなし」はsadnessの「かなしい」ではなくて、missの「恋しい」だったりlikeやloveの「愛しい」の意味を持つ、古くからの言葉に近いとさえ思える。故郷の奈良や、その奈良のもつ歴史を敬愛、傾倒してる言動から来てるのかな。それだけじゃない、彼自身の培ったものな気がするけど。

 

関係ないけど、キンキの2人見てると、たまにBoAの「VALENTI」を思い出すよ。お互い確実に未来を巻き込んで走ってて、繊細すぎる目は守ってあげたい、戦うボディである2人。そんな関係も好き。大好き。

 

増田貴久さんは、人間臭くて等身大で健やかだから好き

同い年として、発言とか反応とか、仕事への考え方や周りへの姿勢、葛藤感に勝手にシンパシー感じてる。というか、「あぁ、30になる男の人としてとても等身大で健やかだ!」と思う。健やか、ってのは体の話とか、精神的に病んでる病んでないの話ではない。素直でひたむきで、平らかってこと。増田さんの健やかさってそれだけの要素じゃないけど。例えば、去年の1万字。

 

“いろいろあったけど、それを乗り越えて頑張ってます”みたいな物語、まったくいらないんですよ。

強いなって思った。そして優しくて素直だと思った。9人が8人になって、7人かと思いきや休止になり6になって、また4になる…なんてあったらそりゃ「みたいな物語」で片付けて、そこを売りにしても別に致し方ないと世間は思うだろう。コヤシゲが夜会で話してた「いちごのないショートケーキ」*3的なことは、増田さんだって手越だってまったく言われてないとは思わない。

でも、増田貴久は「そんなのどうだっていい」って言った。これって、NEWSというグループの現在と未来に対して「お涙ちょうだいだけの魅力はいらない」っていう力強い宣言だ。そして、もう1つ意図があると思う。それは「山下くんと錦戸くんと、そのファンをこれ以上この問題で必要以上に傷つけたり不快にさせない」ってことだ。完全に憶測だけど。良いことでも悪いことでも何かあるたびに、グループの「お涙ちょうだい」的な面を強調されたり、そこを起点にグループが語られ讃えられたりしたら、一番傷つけられるのはどこか。6人以前からのファンも、関係者も、4人本人たちも当然傷つくけど……本人も含めた「NEWSにいた山下くんと錦戸くん」に思い入れがある人たちじゃないのか。もしかしたら、もっと前に遡って、森内くんやひろきやのってぃとその周りのことも指せるかもしれない。でもそんなのはっきり言う必要ないじゃん。ってなった時に、「そんな物語はいらない」って言ったのではないかな。それと同時に、「傷つく人」の中に自分も含まれてたのかもしれない。あんなにNEWSのことを「初めてのグループだから」って語った*4人が、その「初めてのグループ」での悲しい経験に傷ついてないわけがないと、私は思う。つまり、彼は健やかであるがゆえに、とても人間臭い人だ。本当は。

 

だからこそ、時間が少しかかってでも納得の行くものを4人の最初の作品として出したかったし、ドーム公演をやる自分に、自分たちに安心だったり自信だったりOKが出せなかったのかもしれない。傷ついた自分や、ファンが変化を受け入れるための時間を必要としてたんじゃないかな。

とはいえ、MUSIC DAYで手越さんが「誰かのために歌うなんて余裕なかった」って言ってたのは、増田さんも同じかな、と。だから美恋の秩父宮でshare歌って最初に泣いたんじゃないのかな。言葉で表すと、増田さんは「大丈夫」って言葉が似合う。「大丈夫」って今は「安心できる、安定できる」って意味だけど、大元は「雄々しく立派な男子」を指す言葉だもんね。「ますらをぶり」につながる。「ますらをぶり」の、「ますら」は「増す」+「ら」で、「神や男性の(ように)雄々しく立派な様、またはそのような人」のこと。増田さんにぴったりだと思う。でもね、繊細である自分のこともちゃんと大事にしてほしいし、繊細なことはみんなわかってる。だから周りが「まっすーは大丈夫だよ」って定期的に言いたくなるんじゃないかな。*5

大丈夫、増田さんがやることも、増田さんの未来も明るくて健やかで大丈夫なものだよ。だから、大丈夫だとこちらを見て笑って胸張って引っ張っていってください。そんな言葉をかけたくなる人。

 

佐藤勝利くんは直向きで自分にも周りにも素直だから好き。

 

勝利くんは本当に素直だと思う。素直すぎてこちらが心配になるくらい素直。まっすぐに物事を見ているから、傷つきやすい。何度この話するんだ、って感じだけど、誰よりもわかりやすくセク鬱が表に出てしまってたのは勝利くんだと思う。5人それぞれセク鬱してたとは思うんだけど、わかりやすすぎて、見てて痛々しかった。それと、ツッコミもまっすぐにツッコむからそれがボケに対するものでも、そうじゃなくてもツンデレで当たりが強いものに見られがち*6

Jr.の頃かな。ジャニーズの曲の勉強がてらひとりカラオケ行ってひとりでジャニーズの歌をひたすら歌ってるって言ってたり、勉強のためにコンサートDVD見てるって言ってた。今も舞台を中心にいろんな現場の見学行ってる。見学目撃で上がってくる名前が増田さんか佐藤勝利かくらいの時期あったもん*7。まぁそのせいか、突然「カラオケでエイトの曲歌うのにハマったから僕はエイターになりたい」「NEWSのDVD見てて小山くんの指先まで綺麗なダンスに憧れてる!」「眠れない夜に部屋暗くしてNEWSのDVD見てるんだ」*8って言い出したりするのでオタクびっくりするし、ソロコンのジャニーズメドレーもちょっと捻った曲入れてきてびっくりしますけどね…。よく言えば勉強熱心でジャニオタで、「観客目線」

をJr.としての経験が少ないなりに考えてる人だと思う。どうやったらグループのセンターとして、どうやったらデビューしたひとりのタレントとして、自分が、グループが、周りが*9が成長するか、その時の一番の力を発揮できるか、に重きを置くために直向きに勉強して、直向きに努力してるんだよね、きっと。

 

あと、勝利くんはよく笑う。楽しい時や嬉しい時は本当に顔をくしゃくしゃにして笑うからすごくわかりやすいし、ホッとするしこちらが嬉しくなる。勝利くんの笑い声を「きゅひきゅひ」と表現した最初の人にはマグロ贈りたい。本当に楽しそうに嬉しそうに、勝利くんはきゅひきゅひ笑う。きゅひきゅひ笑う時は大抵、大好きなメンバーだったり、じんちゃんや岸くんや岩橋くんみたいな、ずっと付き合ってきたJr.の友達がいる。どんな表情の勝利くんも好きだし、キメ顔だってドヤ顔だって、いつまでたってもうまくならない自撮りのぎこちない笑顔だって愛しいけど、きゅひきゅひ笑ってる時の笑顔がすごく好き。素直にポジティブな感情が現れてるから。そして、いつまでだって勝利くんのその笑顔や、直向きさが実を結んだパフォーマンスを見たくなる。

 

だから、勝利くんに似合う言葉は「をかし」だと思う。とても趣があって、興味深く美しい男の子。だから、いつまでも見続けていたいし、幸せに笑っていてほしい。

 

3人それぞれに共通するのは、強いけど繊細なところがあるってことだ。そして素直で人間らしい。もっと言えば不器用だ。でも、それぞれにその人間らしさや繊細さや強さの出方が違う。だから私は3人の担当でいることをやめられない。時に人に、タイプが違うとかなんだとか、余計な御世話を言われたとしても、私にとってはそうじゃないんだ。私にとっては3人とも似通って好きなところがあるし、そうじゃなくて好きなところもあるし、私にとっては一番大事な、愛しい3人なんだ。

 

ここまで書いて思ったのは、私の、私なりの「…だから好き」 は、やはり私だけのものであって、他の人に左右されるものではないってこと。逆に言えば、他人の「…だから好き」も、もちろんその人だけの、私や他の誰かが左右するものでもない。まぁ当たり前のことなんだけど。Twitterをこの二週間やめて、二週間前までそれが侵されそうで怖かったのだと改めて感じた。Twitterはそろそろ復活すると思うけど、もう少し健やかに、うまく、たいらかにTLと付き合えたらいいなぁと思う。時にあはれに、ますらをぶりを感じ、そして、メディアや、人の感じ方や、エンターテイメントそのものを、をかしと思って見ていたい。そう思わせてくれている3人の担当に感謝だし、そういう経験を与えてくれているTLにいるお友達や、フォロワーさんみんなに感謝だよ。

 

 

だからね、私はみんな、大好き。

結局明確に言えるところと言えないところとあるけど、大好きなんだよ!それでいいのだ!*10

 

*1:この言い方で正しいかわからん

*2:臆病者の意味。剛さんのソロアルバムの題名

*3:山下錦戸脱退後に4人を評して言われた言葉

*4:少プレの太一くんとのプレミアムトークとか

*5:小山さんとかよくまっすー大丈夫?って言ってるイメージ

*6:これでたまに損してるのもたまに傷

*7:なんなら2012年かなんかの大晦日のキンキコンはこの2人が並んでて私は白目剥いた

*8:時期的に美恋なんだけど眠れない時に見るコンサートではない

*9:一緒に仕事するJr.や、他のタレントさん

*10:これでなんでもしまるから赤塚先生って本当に天才!