世界に恋をしたいから、

好きなものをゆるりと留めておくブログ。

アイドルの涙と、スキャンダルと、そして

 

NEWSのツアーが終わってしまった。それについての感想とか、満ち足りた思いを綴りたいんだけど、それを書く前に自分の気持ちの整理としてこれを書いてスッキリさせることにする。超絶長くなったし、支離滅裂かもしれないし、オマエモナーなところもあると思うけど、それでもかいておきたいから書いた。NEWS担としてだけではなくて、キンキ担、セクゾ担としての視点も絡めている。他G関係ないっていう話もしてるくせに!と思われるかもしれないけど、そもそもの書き手が「キンキ担(剛)、NEWS担(増田)、セクゾ担(勝利)」であるという背景を念頭に読んでいただきたい。

※いただいたコメントから、剛さんに対して余計なバイアスがかかる恐れや、パニック障害と鬱に関してのファクト不十分な記載があると考え、一部加筆修正しております。

 

手越さんが泣いた。オーラスの最後の最後で、小さな子どもみたいに泣きじゃくって、増田さんにステージに押し出され、シゲに肩を借りて出てきた。

今回のツアー、「Wアンコはテコでもしねぇぞ」的にアンコールで綺麗に幕が降りる流れだった。オーラスの時も、オーラスだからと言って出てくるかなんてわからなかったけど、終わり方が綺麗すぎるから出なくても構わなかったし、大半のオタクがそれをわかってたと思うけど、NEWSコールが止まなかった。あんなに大声の、ドームとは思えないくらい揃ったNEWSコールは聞いたことがないなってくらいのコールだった。

コールが割と長く長く続いて、4人がやっと出てきてくれた。出てきたのを見た時に、「あ、出てこられなかったんだな」と思った。だってあんな泣き方の手越さんを、私はこの7年くらいのNEWS担歴で見たことがない。NEWS担になる前もジャニオタで手越さんのこと知ってたけど、聞いた記憶も見た記憶もない。というか、成人男性があんなふうに泣きじゃくるのを見たことがなかったと思う。2012年のツアーの時も、10周年の時も、メンバーそれぞれ泣いてたけど、号泣してたけど、それとは全然違うものだった。あんな姿、手越さんは見せたくなかったのかもしれないし、他のメンバーもそれを気にして出てこれなかったのかもな、と思った。

 

手越さんが泣いた理由も、手越さんが泣き出した後に小山さんも堪え切れなくなって泣いたのも、逆にあの場ではますしげが泣かなかったのも、本当の理由なんてわからない。

そこで、私も含め多くの人が推察した背景にスキャンダルとバッシングがあった。

小山さんはツアー直前、付き合っていたとされる女性とのツーショット写真が流出した。手越さんはLINEのタイムラインで関係者や友人に渡すチケットについて言及してるものが流出したり、6年前になんかのパーティーで撮った写真が犯罪事件の容疑者とのツーショットだったというものが流出した。なんならその流れでベッド写真も週刊誌に出たし、嘘か本当かわからない性癖も「暴露」された。

そこからのTwitterやら掲示板やら、なんならコンサート会場でのバッシングはすごかった。担降りして叩く人、もともと2人に引っ掛かりがあってその感情を増幅させて叩く他担。私のフォロワーさんで、その流れが辛くてTwitterに来れなくなってしまった人は1人や2人じゃない。担降りしたくなった人もいる。

 

この流れの時に、私はスキャンダルやバッシングの賛否を考えると同時に、「小山さんや手越さんが病まないといい」だけじゃなくて、「増田さんや加藤さんが必要以上に辛くならないといい」と思った。

 

なぜか。

私はKinKi Kidsのファンだ。中でも堂本剛さんを担当にして、もう25年になる。前にもブログで書いたけど、幼稚園の時に「愛ラブSMAP」でSMAPとバスケをしている様子を見てからずっと好きだ。その剛さんは、とにかくバッシングに合いやすい。特に、相方の光一さんのオンリーファンからの。

それはもともとあった。やれ剛さんの方の歌割りがいいとか、光一さんへのリスペクトがないとか。名前順がいつも先だとか。歌割りについてはキンキではなくてJフレの時に、たっちゃん担の友達に「どつよと愉快な仲間たちじゃねぇんだよ!歌わせろ!」って冗談交じりで言われたことがある。私に言われても、なんだけど、気持ちはわかる。だって自担かわいいし、たくさんソロの歌声聴きたいし、仕事たくさんしてほしい。光一さんへのリスペクトの有無は剛さんの主観の問題だなら、私はわかんない。多分、「僕はミュージカルとか舞台なんかはやりたくないから、そこは彼に」的な態度が嫌な人は嫌なんだろう。でも、どんな時も剛さんは光一さんのことちゃんと慮ってるとおもうし、軽視なんてしてないと思う。それを光一さんもわかってると思う。じゃなきゃ、光一さんのソロコンに剛さんがポエムを書いたりしないし、光一さんもそれをモニターで流すことをヨシとしないよ。

 

そんななか、剛さんはパニック障害になった。なった、って言い方はおかしいのかな。パニック障害をひどくした、なのかな。コンサート中に過呼吸でひどくなってハケたこともある。泣きそうな、吐き出しそうな顔でテレビに出てたこともある。見ていてこちらもしんどくなるくらいだった。その頃だ。剛さんへのネットでのバッシングが酷くなった。「キンキ」「堂本剛」で何も考えずに検索すると、殺害予告ギリギリでは?と思うようなヘイトメッセージにぶち当たることなんて当たり前だった。週刊誌もれに便乗して剛さんを叩いた。そして、剛さんのパニック障害と、推察するに併発された鬱のような症状*1は目に見えて酷くなった。

剛さんに原因がまったくないとは言わない。「ソロのほうが自然体」「ほとんどのファンなんて、もういらない」のような発言はそれだけとったら、格好のバッシングのネタだし、言い方がキツイ。鬱々とした感情からくるものだったとしても聞いたらキツイ。私がこうやって書いた、当時の発言を見て剛さんを嫌いになるキンキ担じゃない人がいても仕方ないかもな、と思う。そんな人なんて!知らなかった!嫌い!って、うわべだけとられちゃうのは覚悟で書いたよ。きちんと前後見れば単純に周りを切り捨てる、悪意があるものではないのに。

とは言え、こんな発言、文脈考えずにフレーズだけとったら、ファンとしての自分否定されたように思う。好きだった時間も、何もかも。私はそれをネットで見て、「きっとバッシングしてくるファンのことだろう」って最初は考えた。本意はそっちだと思うし思いたい。でもそのあと、その文字だけが大きく載った女性週刊誌の表紙を見て、コンビニで動けなくなってしまった。学校に遅刻しちゃったよ。これらのことで剛さんから離れて、ファンだったけどアンチになって叩く側に行った人なんてたくさん見てる。今回、このブログを書くためにわざとアンチコメが引っかかるような検索したけど、そういう人たくさんいたし、相変わらず客観的じゃない醜い言葉で綴られた、理不尽な内容を見た。昔のことだけじゃなくて、今現在の穏やかな剛さんについてもあれこれ言ってるのすげぇよ、本当に。

 

 

考えようによっては、アンリーと言われる人も被害者なのかもしれない。少なくとも、アンリーと言われる人たちの世界で、彼彼女らを主語としたらそうだろう。

以前、光一さんのアンリーが本当に嫌だ、という話を友人にした時に言われたことがある。

「でもそれって、その光一さんしか好きじゃない人にとっては当然なんじゃない?」

「病気にかこつけて、暴言吐かれて、自分の好きな人に寄っ掛かられてる」

「自分の好きな人が迷惑かけられてる気がして、嫌な気分になると思うけどな、それ」

 

私はこの時凄く傷ついたし、驚きすぎて何も言えなかった。後からほじくり返して本人にあれはないよ、って反論してしまった。病気抱えてた人に言う言葉じゃない言葉を言われてきたのに、それはないでしょうって。でも、驚きすぎて何も言えなかったのは、それはそれで極論だけど、立場を変えれば正論としてまかり通ると思えたからだと思う。私が、アンリー酷い!剛さんを傷つけた!私も傷ついた!って思うように、あちらから見たら、同じことなんだと思う。まぁだからと言って、本当、殺害予告ギリギリの人格否定的な発言をネットで、コンサート会場で、つまり、公の場でしていいなんて思わないし許せるものじゃないと、私が思うことには変わりない。

 

話がずれた。

今になって思うのは、「剛さんにここまで言わせたしまった」ことが私は剛担として凄く辛かったということ。そして、剛さんの隣にいた光一さんは、剛さんと同じくらいに、もしくはそれ以上に「言われている剛さん」「言ってしまった剛さん」「言わせてしまった自分を含めた環境」が、辛かったんじゃないかな、ってこと。

剛さんへの大バッシングキャンペーンと、それに伴って剛さんが鬱々としている様子や、自分を守るために出てしまったと思いたいキツイ言葉がおさまるきっかけを作ったのは、普段ほぼ年1更新の、光一さんのジャニウェブだと、私は感じている。

 

「妙な曲解はやめたまえ」

 

剛さんのソロコンの感想の中で綴られた一言だ。

あの更新の後くらいから、剛さんはスッと落ち着いた気がする。憑き物が取れたみたいだった。今でも調子が悪いんだろうな、って時はあるけれど、あの頃みたいに今にも消えてしまいそうな辛そうな顔はしなくなった。今は本当に健やかで穏やかな剛さんだ。いい顔で笑って、楽器を弾いたり歌ったりしてくれていてとても嬉しく見ていられる。手厳しい意見は言っても、感情的な刃のように刺さる言葉もない。マスコミもバッシングしなくなった。

パニック障害の原因の1つはストレスだと言われている。剛さんには過労からのストレスもあったと思うけども、バッシングもストレスをためさせて、パニック障害をひどくした一因では?と私は考えている。それがなくなっていったし、光一さんの一言で「自分に対して曲解されてるだけだから気にしなくてもいい」ってとこに着地できるようになって、軽減されたのかとしれない。

まぁ、アンリーの方々は相変わらず、少なくとも私にとっては不快な批評の仕方を、言葉の暴力を剛さんに向けている。光一さんのことが好きで好きで仕方なくて、彼女たちもキツイ言葉に傷ついたし、それに対して防御したくてたまらないし、自分や自分が好きな光一さんを傷つける恐れのあるものを排除したいからなんだろう。変な話、あの頃の剛さんと同じ。傷つきたくなくて、防御するために、発した言葉が武器なんだけど、それが武器になりすぎて色んな人してしまっているところが同じ、って言うこと。剛さんが人を単純に否定してはいなかったのは百も承知ですけど、その点は同じ穴のムジナになりかねない。こんなこと言うのも嫌だけど。まぁ、それを大抵ネットで、光一さんが好きですって表明しながら言うのはどうなんでしょうね?人としてって思います。なのでアンリーの皆さんは剛さんを嫌いなままで憎いままでもいいですが、見えないようにやってください。

 

話をNEWSに戻そう。

私がずっと、「手越さんも小山さんも病まないでいてくれたら」と思っていたし、「増田さんや加藤さんが必要以上に辛くならないといい」と思っていたのは前述の通りだ。

私は、手越さんあの泣き方を見た時に「また病ませてしまったのかもしれない」と思った。確かに、手越さんのこのところの流出騒ぎは、社会人の立場からすると手越さんが迂闊だったから起きたことだと思う。私は、アイドルもサラリーマンの一種だと考えている。一般社会人のネットリテラシーだと、会社の機密とか、福利厚生の細かい内容なんて、自分が閲覧許可した人しか見れないものだとしても、ネットにはそうそう書かない。自分の職場、業者が特定できるSNSで、その仕事にネガティヴイメージがつくようなこと書かないし、書けない。

手越さんの場合、ジャニーズ事務所のサラリーマンだ。商売道具は自分だ。招待チケットは、一般企業でいう福利厚生の社割とか特別契約みたいなものだ。その社割や特別契約の内容がグレードダウンしたからって、ネットに書くだろうか?私は書かないし、書きたくないし、書けない。それによって私の会社や、私の関わるモノコトに関して、お客さんがネガティヴな印象抱いたら嫌だもの。

手越さんは良くも悪くもまっすぐだし、猪突猛進だから、グレードダウンして、周りに対して申し訳ない一心で書いたんだと思う。でもそれネットだから!ダメだから!ジャニーズ事務所SNSやるな!って頭ごなしに禁止するんじゃなくて、ちゃんとしたネットリテラシー身につけさせて!ってか事務所も身につけて!って感じ。

それにしたって、今回の手越さんは叩かれすぎた。Yahoo!ニュースに何回手越さんの名前が踊ったかわからないし、私は直接そんなみてないけど、Twitterのいわゆる愚痴垢のバッシングはそれ訴えられない?レベルだった。確かに手越さんの迂闊さも含めて流出してたわけだけど、超プライベートの限られた人にしか公開してないものが流出して、さらに叩かれるの、私が手越さんなら耐えられない。だって、ある程度の関係性があるから連絡先交換してる人に、ある意味裏切られたわけじゃん。まずそこでダメージだし、自分に非はあるんだけど、そこはそこで反省するんだけど、ずーーーっと自分の悪口をそこかしこで見るのは、メンタル鋼でもさすがにくるよ。鋼粉砕だよ。

 

小山さんのこともそうだ。大前提として、小山さんが異性愛者なのか同性愛者なのか両性愛者なのかとかっていう、彼のセクシャリティの本当のことなんてわからない。だからそもそもあれ恋人なのかな、って疑問もある。

ひとまず、あの写真が流れた通り異性の恋人がいて、あの写真が真実だとしよう。迂闊なのは小山さんっていうより匂わせ彼女じゃない?大半の人は小山さんがそんな迂闊な女と付き合っている(いた?)ことに悲しんだら怒ってると思うし、そこのがっかりする気持ちはわかる。え、私が見込んだ男がそんな手ぬるいやつと付き合うの!?ってなるわ。それは寄り添うよ。でもそのあと、相手も小山さんも、不特定多数が見るところで叩いていいわけじゃない。作詞曲で揚げ足取りし始めた時は何事かと思った。常用漢字で作られた小学生でも知ってる熟語ですけど?って。それから、本当なのかわからない、居住地と思われる場所の住所流すのは犯罪だよね。私のTLで直接は流れてないけどちょっと検索するとそんなのばかり流れてきてた。該当担や、それがTLに流れてきてしまった人が辛くなるのは当然だった。そんなに目にしてない、増田担の私だってうんざりしたもの。その大批判粗探しパーティーに。

 

他担で彼らを叩いて、悪口言いまくってる人は、大好きな自担を通した自分が傷つけられる気がして、それで攻撃することで防御したいんだと思う。

もともと、小山担や手越担で、これで降りてアンチになったりした人は、彼らへの信頼が裏切られた気分ですごく傷ついた自分を癒すために、攻撃してるんだと思う。

 

でもそれは、二次三次の被害を広げることになってしまう。強い言葉は、誰かを刺す言葉は刺しに行った相手だけじゃなくて、味方のはずの周りも攻撃するんだよ。

昔、セクゾ3人事件の時に、当時のフォロワーさんに「え、その切られた2人に魅力がないから代わり入れるってことでしょ?それでグループが発展するならいいじゃん」みたいなことを言われたことがある。セクゾ担として傷ついた私は、エアリプで割と強い毒を吐いた。セクゾ担じゃねぇ人になんでそんな風に聡マリのこと言われなきゃなんねぇんだって。そうしたら、それをみてたNEWS担の友達に、「相手の言う権利潰しちゃうし、強すぎる感情が入った反論は見ててセクゾに対して余計に嫌なイメージ持っちゃうんだけど」的なことを言ってくれた。

少し例が違うけど、この時私は友達に余計なもの見せて余計な印象つけて、嫌な思いさせたんだなって反省している。今回の流行りの愚痴垢とかだってそうだよ。直接攻撃したい人じゃない人をたくさん傷つけて、NEWSや、敢えて言うならテゴマスから離れさせようとしちゃってると思う。ファンだけじゃない。増田さんや、加藤さんのことも間接的に攻撃してしまって、辛くさせているのではないかな。

 

先ほど、私は剛さんが叩かれてた時、心身ともに辛かった時、剛さん以上に光一さんも辛かったんじゃないかと書いた。それと同じだ。仕事で一番近くにいるぶん、毒を浴びやすい。

こうも考えられる。ボランティアでも、バイトでも、なんでもいいんだけど、自分が関わっているサービスや商品がネットで匿名のクレーム受けたり、変な叩かれ方をしているのを見たり、偏見を持って語られているのを見たら、なんか嫌な気分になったりする人は多いだろう。反論したくなったり、時には仕事へのモチベーションが下がるかもしれない。

それと同じだ。小山さん手越さんへの悪意は、同僚で同じ「商品」でもある増田さんや加藤さんが見たら、「そんなんだけじゃねぇ」「もう十分だよ」って感じになって疲弊させる要素がたくさんある。

 

そんな中で彼らはツアーを最後まで持っていった。

全員、人前に立つの疲れていたと思うし怖かったと思う。小山さんや手越さんへの誹謗中傷うちわや、顔を背ける、座るなどの批判の意を込めた観客の行為は、本人だけじゃなくて加藤さん増田さん、スタッフも目にしてたはずだ。そんなの本人も周りも絶対いい気分にならない。それでもツアー序盤、小山さんが叩かれてた時はメンバーは特になにも言わなかった。ツアー中盤、手越さんが叩かれ始めた。和歌山で手越さんは、自分の言葉で事件について触れて、心配をかけたことや騒ぎを作ってしまったことに対することには謝罪をしていたし、でも仕事への姿勢は誤解して欲しくない旨を伝えていた。

 

昨日、KちゃんNEWSのコヤテゴ回、そんな和歌山の後に収録したものがオンエアされた。手越さんは、真夜中に小山さんを呼び出して、周りに自分の友達もいる中で小さくなって泣いたそうだ。

 

影響してないわけないじゃん。周りからの声が。それから、小山さんは手越さんとなんどもメールでいろんなことを話したらしい。メールでって強調するみたく言ってたのは今回の批判の対象が、流出したLINEだったからだと思う。

 

それを経ての東京ドーム。1日目。

小山さんが、まず泣いた。ニャン太で出てきた時にまず泣きそうで心配していたら、フルスイングで泣いた。私は、ニャン太のことを考えて泣いたのか、家族になんかあったのかな、と思った。

次に、増田さんが泣いた。泣いて、U R not alone歌えなくなった。それを、手越さんが、何度も躊躇ってから歌い継いだ。増田さんが泣いたのは、NEWSが危ういからとか、スキャンダルに怒ってるからとかじゃないだろう、と思った。去年は「ドームに連れてきてくれてありがとう」ってファンに投げかけた増田さんが、今年は自分の、自分たちの力でファンをドームに連れてこれた、自力でこの風景見れた、と思えたからかな、と思っている。

 

そんな1日目を経てのドーム2日目、ツアーオーラス。

Wアンコで出てきた手越さんが、号泣していたわけだ。なりやまない、少なくともこの6年で一番だと思えるNEWSコールの中、泣きじゃくっている手越さん。

 

 

私には、ホッとして、嬉しくて泣いたんだな、と思えた。前述の通り、バッシングの中、手越さんの緊張状態はずっと極限状態だったと思う。でも、プロだから、そんな飲ませないようにいつも通り、いつも以上のパフォーマンスを、アイドルの手越祐也を演じて私たちに見せてくれた。

それが全部公演が終わって、何事もなくて、安心した時に、誹謗中傷の、彼を排除しようとするシュプレヒコールなんかじゃない、観客のコンサートに対する、NEWSに対する賛辞がこもったと思えるコールが聞こえて、全部ゆるんじゃったんじゃないかな。

じゃあ、小山さんはなんで泣いたのか。単純なもらい泣きなのか、自分も緊張してたのが手越さんの涙見て徐々にほぐれていったのか。私はそれは、和歌山の後に手越さん呼び出されてからの諸々があるからだと思う。手越さんが人前で、ポジティブな感情で泣けたんだと思ったら、これまでのやりとりとかフラッシュバックして泣いちゃったんじゃないかなぁ。

逆に増田さんや加藤さんが泣いてなかったのは、その2人の気持ちもわかってるし、NEWSコールを浴びてる自分たちが、また一個グループとして自立できたって思って満足したからじゃないかなぁ。だって、あんな泣き笑いの後の無垢な赤ちゃんみたいな顔で微笑む増田さん、見たことなかったよ。あの顔してて実はコヤテゴ馬鹿にしてるとか怒ってるとかは思えない。加藤さんが、コヤテゴを支えに行ったのだってお兄ちゃんやお父さんお母さんのような感じに取れたもん。逆に増田さんが2人を直接的に支えに行かなかったのは、そっとしときたかったからじゃないの?それに、泣いてなかったとはいえ、増田さんと加藤さんの2人が、精神的に疲労してなかったとは思わない。スキャンダルが起きたこと自体に全く憤慨したりしなかったとも思わないけど、そんなの通り越してた気がする。だって、同僚がどうしようもないミスしたとしてもずっと怒り続けて、助けない社会人いないでしょうよ。

そんな彼らに対して、U R Not Aloneが自然発生的に合唱で送られた。NEWSコールにしろ、この合唱にしろ、NEWSの4人、特に手越さんや小山さんにとっては、光一さんの「妙な曲解はやめたまえ!」並みに、心を落ち着かせる何かだったんじゃないかな?だから、加藤さんは泣いてる2人の肩を強くだけたし、増田さんは無垢な笑顔だったんじゃないかな。だから、逆に手越さんも小山さんも人前で泣けたんじゃないかな。

あの時、ひとりひとりが何を思ってNEWSコールをしたのか、何を思って歌ったかなんてわからない。あの合唱がたまらなく嫌で歌わなかった人がいるのだって知ってる。そもそも手越さんが泣いたことに引っかかった人だっているのはわかってる。あの時の感情の高まり方は、みんなそれぞれだったと思う。ただそれを、陳腐なメロドラマみたいに全くの外野(お留守番だったファンとかじゃなくて、NEWSのことを表面的な報道やTLに流れる真偽のほどがわからない情報だけで知ってるつもりの人)が言うのは、筋合い違うって言いたい。

 

 

私は基本、性善説な人間だ。だから、嘘泣きとか、許して欲しくて泣いたとかは思わなかった。自己嫌悪で泣いてたとしたら、他のメンバーがあんな風に支えて出てこさせてないと思う。とはいえ、感極まって泣いた理由の根本には、バッシングを受けるに至ったスキャンダルがあるとは思う。スキャンダルがいいか悪いかで言ったらあんまよくないよ。でも、人間だから好きな人がいたら付き合うし、写真撮ってくださいって言われて断れない現場なら断らないでしょう。自分の思うところを限られた場所で周りに発信したくなるでしょう。それすらアイドルは許されないの?違くない?法に触れたことなんてしてないんだから。

それに、他の人のスキャンダルはこれらの諸々のことの打ち消しで売られたとか、泣いたのは辞めたいからだとか、他のグループと絡ませて叩かれても困る。手越さんや小山さん叩くフリして、事務所だったり辞めた人を叩くのは屁理屈だよ。他Gは他G、自Gは自Gだ。これでこの後手越さんが辞めることを決めたとしても、敢えて名前出すけど田口が退社して転職決めたこととは関係ないと思う。

だから、あの歌の自然発生だって、NEWSコールと変わらない、賛辞の気持ちだった。私は。途中で手越泣くなー!とも言ったけど、文化祭の打ち上げで感極まってる文化祭責任者に声をかけるような感覚だった。サプライズ企画とかも特に私は聞いてない。知らないだけかもしれないけど。単純に自己嫌悪で泣いてる人間を励ますために歌ったわけじゃない空気感がそこにあった。

 

叩いている人も、何かしら辛いことがあって叩いているのはわかる。スキャンダルで嫌な思いしたり、がっかりしたり、不安になったんだと思う。それは認める。でも、別の嫌な思いから便乗しないでほしい。もう少し理知的なやり方で、無闇矢鱈な誹謗中傷に近い批判じゃなくて、批評や反論的に意見を言ってほしい。そうじゃないと、好意的に思ってる人の気持ちや、プラスマイナスの感情を持っていない全くのが嫌な人の印象を全部ネガティヴなものに変えちゃう。

 

2ちゃんねる以降、匿名でネットに意見を書くことは当たり前になったし、感情もぶつけやすくなった。嫌なものは嫌、好きなものは好きって言えるのはすごくいい事だと思う。黙っているより健康的だ。ただ、ネットは「社会に公開できるチラシの裏」で「便所の落書き」だ。Twitterならプロフィールがあるから完全に匿名じゃない。自分が何が好きなのか、プロフィールやらアイコンでわかっちゃう。アイコンを好きなタレントやキャラクターにしてる人がそういう発信していると、そのタレントやキャラクターの印象も悪くなるじゃない?さっき言った通りで、言ってることが暴力的なものだとただただ攻撃的で、しかもその攻撃がそのタレントやキャラから発せられているように見えてしまうから。それだと風評被害が二重三重になってしまう。 そして、私のこのブログも含まれるけど、周りが反応することも「NEWS良さそうだけど、なんかバッシング酷いみたいだから」「NEWSきになるけど、おたくが過保護で怖い」的な、私たちが意図しない方向での評価を下される原因になってしまう。風評被害には、毅然とした態度で慌てず騒がず、ポジティブだけどフラットな評価を流した方がいいと思う。

 

長くなった。

何が言いたいかって、まとめると、行きすぎたバッシングは、直接攻撃したい対象だけじゃなくてその周りも傷つけてしまう。それが憶測からくるものや、愛するものを守るために攻撃しているときはなおさらだ。それって、本当に疲弊しちゃう。攻撃を受けた人だけじゃないよ。攻撃している自分も、スッキリしているようでスッキリしなくない?ていうか、正直私も疲れた!この流れにもすごく疲弊してるし、遡れば同担であるはずの増田担にいるアンリーさんたちの他メンバーネガキャンにも辟易してる!逆に他担からのマウンティングもうんざりだよ!思い返せばセク鬱時期にセクゾ担内でギスギスしてたのも、そもそもの自担の勝利くん自体が疲弊しきってたの見てたのも超疲れて私も攻撃的になりがちだった。それで余計疲れたもん。やっと勝利くんが健康的に感情出して楽しそうにしてるのに、剛さんが平かな日々を送れているのに、増田さんだって少しずつ自信持って新しいステップに登ろうとしてるのに、周りのあれこれでオタクやって疲れるなんて、そんなのもう嫌だ!てか、人の涙まで、感情まで叩いてたらキリない!論が通った批判じゃないなら、異を唱えられても意見として受け止め難いから、論を通した言い方にしてほしい。間違ってるなら指摘して欲しいけど、そうじゃなくて人の感じ方とかを一刀両断にするようなとのはもういらないよ。それでもまだ、攻撃したいなら、マウンティングしたいなら、気の合う人どうしで、鍵をかけた場所や隠された場所でやろうよ。同意じゃない人を巻き込まないでほしい。自衛しろって話もあるけど、マウンティングにしろバッシングにしろ排泄しながら自慰してるようなもんなんだから、必要悪にならないように見せなくするのもマナーじゃない?

 

どうせオタクやるなら、嫌いなものやニガテなものは「ふーん、なるほど」「そーなんだー」くらいでいいじゃないかな。言いたいときは、ネットに流すんじゃなくて仲間内で飲みながら愚痴るくらいでいいんじゃないかな。あとまぁ、ついでに言うと興味ないものだからってバッサリ「知らない」「興味ない」「そんなの好きなんてありえない」みたいに言わなくていいんじゃないかな。人の興味関心なんて変わるんだから、そう言ってたものが好きになったりした時に助けてくれる味方が減っちゃう気がするw

 

なんで私が、ブーメランになりかねないこんなことを長々と書いたかって、アイドルだって人間で、サラリーマンだから。私と同じだから。迂闊にもなるし、失敗するし、失言だってふるよ。それだけじゃなくて、みんなひとりじゃないから。だから、アイドルが自由に喜怒哀楽表現できなかったりするのがむやみにかわいそうとかも思いたくないし、ファンが人の人生消費してる愚か者だなんて思いたくない。「いろんな感情わけあって 輝く明日」を作ってる共同体くらいには思っていたい。

叩いてる人だって、それに反論したい人だって、ひとりじゃない。そして同じ人間なんだよね。それぞれの気持ちはくみたいよ。だから、使い古された言葉だけど、その向こうには人がいるって忘れたくないし、忘れないでほしい。疲れない環境でオタクやってアイドル愛でていたいもんです。お互いにね。はい。長くなったけど、私が今回の手越さんの涙を見て考えたことでした。4人が、4人の気持ちが、疲れ切っていないといいな。というわけでこの話はおしまい。支離滅裂でごめんなさい!私は、私の3人の自担やその周りが平らかで健やかな日々を送れたらいいし、それを甘受して愛してるファンもそうであればいいと願ってやみません。

お読みいただき、ありがとうございました!

 

 

追伸。

これを読んでお前それは違うよ!感情論だよ!とか、指摘や反論があるなら、言ってほしい。私はちゃんと受け止めるよ。一切負けないし一切引かないと誓ったんだからね。

 

 

 

 

 

 

*1:あくまで私の推察です。パニック障害と鬱が必ずしも併発するものではないことも、別物なのも承知しています!