世界に恋をしたいから、

好きなものをゆるりと留めておくブログ。

転げ落ちるみたいに加速してるとオタクはしんどくなるってサマステと少年たちで悟りました

 

しーーーんーーーどーーーーいーーーー!!!!突然あの子に今まで以上に転げそうでしんどいーーーー!!!!好きの気持ちがくすぶってたのが山火事になりそうでしんどいーーーー!!!!

 

こんにちは笑

他にエントリーしかけてたまってる記事はあるんだけど、ひとまずこれを、いきおいで。

 

最近、私のTLにはしんどい人が増えている。

発端は、「えびでは特にまだ推しが決められてなくて…」と言っていたはずのはるひさんが、この前の代々木終演後にあった時に「やばい、私河合くん好きだわ…」になったことだった。そこで止まらずにどんどん好きが加速して日々日々「好きすぎて辛くてしんどい」加減を更新してる。ちなみにはるひさんのもともとの担当の1人は横尾渉さんだ。横尾さんは最近わたたいコンビで注目されてるけど、「昔、実家に河合くん用のパジャマがあった」*1「郵便局の保険のCMみました?河合くんが出てます」「(えびのファーストコンを見て)河合くん!やっぱり君はすごいよ!」「また河合くんの話をしてしまった」*2、「(えびデビューDVD特典のメンバーストラップは)郁人から見せてもらいました」*3「かわいい…河合の話でもしようっと」*4…のように強火河合担でもあると思っている。担タレだなぁと最初は思ってたけど、そんなこと言うのも申し訳ないくらい、河合熱が加速しているようだ。

 

次に小山担の梓さんがこんなブログを書かれていた。

小山担から新たな小山慶一郎担当が爆誕した話 - 桐ノ院整体院

小山担として好きを更新してしまった結果、しんどくなったという話。これはブログ見ていただいた方がよっぽど明快でわかりやすいから割愛する。

 

2人のしんどい様子を見て、私は茶々を入れるように画像テロをしたり、たまによしよししたりしていた。対岸の火事もいいところだった。

 

それが、9/10、全くの他人事じゃなくなる火種が投下された。なんなら、冒頭に書いたように感覚的にはくすぶってたのが山火事になった感じだ。

 

 

 

そう、高地優吾の乱が私の中で勃発したのである。

私はもともと、SixTonesだと高地くんゲキ推しだ。なぜなら、私がアイドルとして好きになる定義である「ドナルドダック男子」の要件をあの6人の中で一番満たしている。笑顔も、元同じグループのメンバーだったふまけんのいるSexyZoneのことを温かく見守り応援してくれているところも好きだ。去年SixTonesのクリエにはいったときは高地くんばかり見てたし、ジャニワも担当である勝利くんがいないシーンは高地くんをついつい目で追ってた。*5

 

でも、推しで止まってた、はずだった。

それが、少年たちでの演技を見て爆発した。去年も少年たち見ていたはずなのに。

前述のツイートにあるように、「表情で見せる演技の幅の広さ」が絶対チャッカマンだった。でも、チャッカマンが山火事起こすには、着火剤が必要だ。

 

着火剤はなんだったんだ?と考えて、私はふと三週間ほど前のことを思い出した。そう、サマステである。

 

今年はSixTonesクリエ外れたから、いくなら何が何でもSixTonesがいるところだろ!と、いやまぁ去年もゆごほく見たいねーって友達と話して入ってたけど、今年は6人まるっと見たくて狙って入った。後ろの方のろくにステージも見えないところで見てたけど、バルコニーみたいなせり出しの真下に来た時は高地くんがよく見えたし、なんならあたり一帯にしていたかわいいファンサも見れた。

 

が、ファンサは全く着火剤ではない。

 

私に高地優吾の乱を起こさせた着火剤は、ボイスパーカッションだ。

少クラでも披露していた、SixTonesダンスパフォーマンスメドレーの途中、高地くんは他メンがしゃがむ中、1人立ってボイパをする。それがとても私の好みの音だった。別エントリーにも書いたけど、私は大学1年からずっとアカペラサークルでボイスパーカッションを担当している。だから、ジャニーズ現場でも、誰かがボイパをするとそこにばかり注目してしまう。なんならWhiteコンオーラスで手越さんがライザップのアレをボイパした時もめっちゃ見た。KAT-TUNコンは中丸くんがボイパする口元だけを防振双眼鏡で見る時すらある*6

 

そんなボイパキモオタなところがある私が、元々好きだった子に理想的なボイパパフォーマンスやられてドキドキしないわけがない。最強の着火剤だ。多分BBQできる。旅館の夕ご飯の鍋あっためるやつなんかじゃない。

ってか、今まで聞いたジャニーズパーカスの中で一番好きな音だった。なんなら、スネアドラムの音は私が自分に合格点出せる時の私が出す私の好きなスネアドラム音に似てた(なんのこっちゃ)。

 

そこからジリジリくすぶりが今までよりでかくなり、少年たちの演技で一気にドッカーン。私、演技でもダンスでも、パフォーマンスするときにきちんとそのセリフや場面や曲にあった表情つくれる人本当に好きなんですよね……。それを土曜日に少年たちで、高地くんは全部見せてくれた。

 

もっと言うとちょうど、少年たちを見た翌日の日曜、まぁ、昨日ですけど、新しいパソコン来てセットアップ終わって最初にしたのは「SixTones 動画」で検索してひたすらiPodに送る作業っていうありさま。やばい。SPEEDでいうと「ますます深みにはまってくよ」*7である。

 

 

これが、先のお二人のようにしんどいって言い続けるくらいになるかなんてわからない。多分、勝利くんが一緒に出てたら私は勝利くん見ると思う。今のところは。でも、今までよりも「高地くんも…みたい…見せてください…」ってなるだろう。

前から思ってることだけど、「転げ落ちるみたいに加速して」ってサビで歌うえびのCrazy Accelはオタクが沼に身を投げる時の主題歌だと思う。今は私は、身を投げないで足だけ浸かろうかどうかちょんちょんしてる状態。でもオタクだから、改めて火がついた好きに「ひとりよがり夢に彷徨」っている。それは3人の担当への彷徨い方とまた違うから戸惑ってる。

 

それが「担当」っていう沼に落ちるところまでいくかどうか、私にもわからないけど、これからも高地くんにもだもだしたいと前より思っている次第だし、それに戸惑ってる次第であります。少なくとも、新情報局は発足時に迷わず高地くんで登録してるからかなり好きなんだろうな、思ってた以上に。

なんなら、今日飲んでたYさんが高地くんに似てるって言われた話をされてときめいたくらいには好きだし、高地くんとドナルドダックを重ねて見て改めて高地くんisドナルドダック男子…ってなってるくらいだし。

 

小さな焚き火で終わるか、山火事が広がるかは、私次第で、高地くん次第なので楽しみでもあり恐怖でもあるのが実際のところ。

 

まぁ、今自信を持って言えるのはジャニオタってやつはしんどい生き物、ってことですね。おあとがよろしいようで。

 

*1:確か雑誌

*2:2011年のきすろぐ

*3:ジャニネ動画

*4:2016年9月発売のWU

*5:次に追ってたのは、高地くんと旧知の仲のほっくん、そしてすのでの推しの阿部ちゃん

*6:きもい

*7:STEADYのカップリング「ナマイキ」より。寛子婚約おめでとー!

2016.8.14-2016.12.31

 

====この24時間くらいでの気持ちを咀嚼するために書きました。そうじゃないと考えすぎて眠れなくて。この後はなるべくツイートも、ブログも、この件について書かないつもり。だって私は一ジャニオタで、いろんな思いはあるけど、該当担じゃなくて、該当担だったこともなくて、だから完璧に気持ちに寄り添うことはできなくて、申し訳なさすぎるし、こういう時な「外野は黙れ」の気持ちもわかるから。時が来たら非公開にするかもしれませんが、とりあえず吐き出したことをご理解・ご了承ください====

 

 

私が生まれ育った家は、東京の外れにあった。

あった、って書いたのは今は引っ越したからとかそれだけじゃなくて、その団地が全て大きな公園になってしまって、そこに古びたアパートメントタイプの社宅があったなんて、今の子どもや住人で知る人は少ないから。

 

東京オリンピックの少し前、に建てられたらしい鉄筋4階だて、六畳二間にちいさな「台所」という言葉の方が似合うダイニングキッチン。シャワーさえないお風呂と、和式のトイレ。

 

そんな家が私の世界のほとんどだった頃の話。

ちょうど、3歳の…多分春の、昼下がりだと思う。

私は台所と玄関の境目くらいのところ。トイレとお風呂のドアに向かってぺたんと座って、黒のクレヨンか、マッキーか忘れたけど、とにかく黒の太い筆記具を握って、大きな画用紙にずっと同じものを書いてた。

 

すまっぷはかっこいいから、きっとあったらさいんをくれるんだろうな。

これね、すまっぷのさいんなの。

すまっぷのさいん、ほしいなぁ!

 

ひらがなの「み」に似た形のそれは、当時、飲み物のCMかなんかで見たSMAPのロゴのつもりだった。3歳の私にとっては。

そして、それがロゴだなんてわからなくて、彼らのサインだと思って、ひたすら書いてた。CMで見るSMAPがかっこよくて、アイドルはサインをくれるらしいと思ってて*1、欲しくて書いてたんだと思う。

 

それが私の、自分で自分の記憶だとハッキリ認識してる最初の記憶。

 

それから5年経って8歳になった。ちょうどバレンタインの頃だ。学校の友達と、自転車に乗って少し大きなスーパーまで、バレンタインのチョコを買いにいこうとしてた。スーパーの途中には都内でも割と有名な遊歩道がある。よくロケなんかしている。そこを通りかかった時、友達が「あっ!」と口を押さえた。

「どうしたの?」と聞くと、「あそこでSMAPが撮影してる!カメラマンがいる!」と言うのだ。

確かに、SMAPが多分雑誌の撮影かなんかをしていた。6人で。周りには野次馬なのか、おっかけなのかよくわからない人だかりがいた。なんならチョコ持ってる子もいた気がする。「SMAPにチョコあげれたらすごいよね」「ね、でもこどもはむりかもね」なんて話しながら何もせず遠巻きに見てスーパーに行った。

 

 

これが、私が初めて見た芸能人の思い出。

 

彼らが私のナンバーワンのうちのひとつになったことはないかもしれない。だから、あれこれ言う資格はないと思う。だって、山口智充演じる永倉さんが言ってた。「近藤さんの悪口を言っていいのは苦楽を共にした俺たちだけだ」*2って。私はこれ、その通りだなって思っている。この12年ずっと。

でも、例えば大学受験の1年に支えて貰ったのはその「新選組!」だったり、自担の病気やあれこれで離れていたジャニーズの世界に戻るきっかけになったのは08年のツアーを見に行ったからだったりする。そもそも、自担と出会うきっかけは彼らの番組を見てたからだし、セーラームーン以前に、ハマっておもちゃまで強請ったアニメの主題歌は彼らの歌だ。

 

事務所ってなんだろうね。

アイドルってなんだろうね。

ファンってなんだろうね。

 

そんなことを思いながら、それでも私は彼らが、彼らの事務所が作り出すキラキラした世界が好きで焦がれるんだろうなって思いながら寝ることにするね。

少しでも、5人と、1人と、彼らを愛したみんなが眠れますように。

少しでも、5人と、1人を見守ってきた先輩や、仲間や、後輩が、変に何かに憂うことがないといい。仕事でコメントしなきゃいけないのは仕方ない。でも、そこを乗り越えるだけの強さは、5人と1人が与えてると思うんだ。ツイートとの繰り返しになるけど、私たち(という言い方は好きじゃないけど、敢えて)が憂うべきはそこじゃないと思う。

 

明日、本屋さんでこの本を買って読むよ。

SMAPは終わらない~国民的グループが乗り越える「社会のしがらみ」

 

5人が、6人が、そこから解放されたとしても、それで…それが、すべての終わり、終焉じゃないのだ、という救いを私はこの本に求めたい。はたから見てて、それで好きだと思っていた私なりに。もともと読むつもりで取り置きしてた本をこんな風に読むのは想定外すぎるけどね。

 

 

そして、昨日から繰り返し報道される日は、私の30の誕生日。

今から楽しみじゃない誕生日なんて嫌だけど、いや、そんなの、担当さんからしたらてめぇの誕生日なんて知るかよそれどころじゃねぇよだと思うけど、それでもこんな形で誕生日が連呼されるのは複雑。ただ、そもそも生まれた時は少年隊が仮面舞踏会を仮面ライダーと間違えられて、3人が紅白の舞台裏で号泣していたらしい。30年経ってなんという因果なんだろね。

 

 

せめて、その日が、30年前と同じように、晴れた日、暖かい日でありますように。

そうじゃないなら、これが全て夢か、10年、20年経った時に、また5人が5人になる道が開けたらいい。きっと、そのあき具合に大小あるとしても「ドアはあいている」*3だろうから。

 

という結びで、この件については以後口をなるたけ慎むことにします。

 

*1:多分、サザエさんかなんかの影響

*2:香取慎吾主演、大河ドラマ新選組!」より

*3:BSBからKevinがぬけるときに他メンバーがアナウンスした言葉。6年経ち、Kevinはメンバー復帰。Kevinがぬける前の来日(06年1月)でBSBとSMAPは共演し、お互いのグループが似ているという話をしていた

初めて読んだ小説の話をしようかー恋を知らない君に寄せて

 

生まれて初めて読んだ「小説」の記憶がある私です。

 

ちょうど小2の時だった。

小1の時に、幼馴染の間で土曜8時にやってた「白鳥麗子でございます!」が流行って、その枠のドラマを見始めた。*1

小2になる直前の、2月から3月にオンエアされたのが「時をかける少女」だった。内田有紀版。

薄く透明なラベンダー色を効果的に使った演出が子ども心に好きだった。それと、エンディングで流れるNOKKOの「人魚」の切なさ。

 

深町くん役の袴田吉彦よりも、吾郎役の河合我聞のが好きだった。いや、それでも深町くんはかっこよくて、未来人ぽい得体の知れなさがあったと記憶はしてるんだけどさ。

今考えると、内田有紀がお姉ちゃんで、妹が安室奈美恵の姉妹とか美人すぎるだろ!っていうくらい、キャストが豪華だった。音楽も久石譲だしね。

 

全5話、すごく夢中で見てた。

多分ラスト?だと思うんだけど、大人になった和子*2が、ふと深町くんのことを思い出すシーンとか、原作者の筒井康隆が住職役で出てて、箒でどっかはきながら、坂道?かなんかを走る和子をあたたかく見守ってたのとかすごく覚えてる。

 

終わってからも時をかける少女の話をずっとしてた。タイムリープできると思ってた。それくらい好きだった。ラベンダーの匂いとか、ラベンダー色の光を思うとあったかい気持ちになるんだ。今でも、だけど。

 

そんな私に、父が「ドラマの原作がうちにあるからそんなに言うなら読んでみるか?」って差し出してくれたのが、筒井康隆全集に入ってる「時をかける少女」だった。

父の書棚は、仕事で使う本とかがたくさんあるんだけど、そこに混ざって綺麗な箱に入ってる筒井康隆全集があった。その中の「時をかける少女」って背に書いてある巻を背伸びして取り出した時のドキドキは忘れない。恭しく箱カバーを外して、少し色が変わったページをめくった時に、少し大人になった気がした。国語の教科書でも、普段読んでる児童文学でもない「小説」としてのたたずまいにうっとりした。

 

小学二年生にしては、たくさんの漢字を既に読めた(書けないけど)私は、夢中でページをめくった。ドラマで見た、淡いラベンダー色が文字から透けて見えた。本当に美しくて切なくて面白い話だと思って、繰り返し繰り返し読んだ。それまでだって読書は好きだったし、対象年齢が高めの本も読んでたけど、きちんと小説の体をなしている本を読んだのは「時をかける少女」が初めてだったんだ。

 

そしてそれから、小説を特に好んで読むようになって、今に至ってる。

 

だから今回、時をかける少女が土曜日の夜に全5回でやるって聞いてすごくドキドキしたし、嬉しかった。

7歳の私が夢中になったものを、29歳の私が見るんだよ。すごいよね。本の力ってすごい。7歳の私はただただ本が面白い!って思うだけだったけど、29歳の私はどうせなら仕事でこんなにも人を夢中にさせる、魅力あるものを作りたいとすら思ってしまう。そうは簡単にいかないのはわかってるけど、それを成し遂げて何度もメディアミックスされてる時かけすごい。編集さんも筒井さんも凄い。

 

そう思って、第一回の前に改めて原作を読んでみた。筒井康隆全集じゃなくて、Kindleで。あの頃の私からしたら、今の私の読書習慣なんて未来人のそれなんだろうな、なんて思いながら。

小説とはいえ、掲載誌が中3・高1向けの教材だから「ジュブナイル」って言ったらジュブナイルなんだと思う。言葉だって連載当時の若者言葉で、ある意味古めかしい。書籍として出版された年を見て考えると、多分うちの父はちょうど中3とか高1の時にこの話に出会ったんだろうなって思う。それを小2やそこらの娘に読ませるなんて、だいぶクレイジーだし娘の読解力を過大評価してる気がする笑。

 

そんなふうに脱線しながら読んだ。22年前と同じように、やっぱりきれいなラベンダー色が頭に浮かんで、たまらなく切なかった。どんなドラマになるんだろう、私はちゃんと受け入れられるのかな、なんてことも思った。

 

 

そして今日。最終回。

予定があってリアタイできなかったから、帰ってきてから見たんだけど、本当に泣いた。

夏を知らない君で、恋を知らない君。

どうか、どうか、優しすぎるあの三人が、私たちの見れない物語のその先で、ふと思い出した時にぎゅっと切なくなるような思いを抱えて、でも、それぞれの道ですごくすごく幸せでいてほしいって思った。未来人って未羽にバレてからの翔平が声とか喋り方を絶妙に変えてるのがよかった。風磨くん演技上手くなった、って思った。そしてなにより、最後に流れる「恋を知らない君へ」はずるかった。すごくすごく、胸を締め付けられた。あんなに美しい言葉の歌詞で、四人が切なく歌うなんてずるい。ってか今のタイミングで朗読聞かせてほしい!ってなって泣いた。

 

 

あと、個人的な思い出とリンクすることに気づいてまた切なくなって、時かけが好きだなって思って、もっと泣いた。

 

私も夏を知らなかった。

私も恋を知らなかった。

そして、小説を知らなかった。

 

初めて本当に恋をしたのは夏だった。暑いだけじゃない夏を知った。小説を読んでから四年後の話。小学校最後の夏。

 

何度も何度も繰り返し読んでいる、今まで読んだ小説の中で一番大好きって言っても過言ではない小説の「流しの下の骨」*3に出会ったのはその次の夏。初めての恋人と平らかに付き合う主人公に憧れた。そして、その主人公の恋人ー背が高くて、穏やかで、スキーが得意な大学生ーの名前は「深町」くんだった。

 

偶然だろうけど。

 

 

私は和子でも、未羽でもないから、タイムリープなんてできない。でも、こうやって記憶の海を漂って弄って、思い出したり気付くことはたくさんある。幸せな気持ちになることも、切なくなることも。

7つの時と変わってないところもあるし、変わったところももちろんたくさんあるけど、きっと初めて「時をかける少女」という物語を読んだ時と変わらず、これからも小説を読む時はドキドキするんだろう。ラベンダーの匂いや色に無条件にキュンキュンするんだろう。

 

それくらい、人に影響を与える物語を原作としたドラマに好きな人たちが関われてよかった。

見れてよかった。

 

私を形作る根幹にあるものの一つを、時を経て原体験させてくれてありがとう。

 

っていうめっちゃエモいブログを書くくらいには泣いた、っていうオタクの話でした。長々とさーせんw

 

 

 

 

 

*1:通学路でずっと「おーっほほほほほほほ」をやる小1女子の集団ってなかなかうざい

*2:原作と同じく和子が主人公。メディアミックスされるたびに主人公の名前変わるのどうなのよっておもってる笑

*3:江國香織さんの小説。名作です。タイトルはともかく、普通に女の子の話

増田貴久さん、みそスー…じゃない、三十路おめでとう、

 

増田貴久さん、30歳のお誕生日おめでとうございます!!!

 

1つ前のブログにも書きましたが、私はあなたの1986年生まれの社会人としての等身大さ、健やかさ、人間臭さに惹かれてファンをやっています。

もちろん、私が世界一イケメンだと信じてやまないドナルドダックに似ている、ドナルドダック男子*1であることも、私の大好きな、アカペラでベースやらせたいくらいの程よくやわらかい低音ボイスなところも、重心がしっかりしたダンスも、実は舞台演技がうまいところも*2大好きです。

 

さて、30年前の1986年7月4日は金曜日。まだMステがない金曜日*3。次の日の7/5からミニバイクに乗る時ヘルメット着用が義務化されたらしいよ。それまでヘルメットなくてよかったの?そこにびっくりだよ。アメリカが独立して210年目で、赤西仁くんは生まれて2年目で、あとTDLシンデレラ城ミステリーツアーが7月に始まったらしい。ほぉ。そして少年隊が3枚目のシングル出したのは1986.7.7だってさ。生後3日目の増田さん、もう名前はあったのかな。知らないけど。

 

そうだ、名前。

私は増田さんの「貴久」って名前、すごく美しいと思っている。前に田口くんの「淳之介」という名前が美しいとブログに書いたけど、それと同じくらい、美しくてかっこよくてすき。久しく、貴い。強く、らしく、しなやかに生きれそうな名前。あと、名前が全て訓読みなのも好き。まぁ「たか」は名乗りの、常用外の読みだから訓読みで片付けていいかはよくわからないけど、よしとしよう。「ますだたかひさ」。すごく柔らかい響き。30年、増田さん自身も好きな響きだといいな。と思う。

 

さて、増田さんの新しい一年はどんな年になるんだろう。私は、華開く一年だといいなと思ってる。29歳、十分頑張ったよ。本人も増田担もたくさん悩んだり傷ついたり考えてもがいたり、逆に喜んだり誇らしくなった年だったと思う。変ラボや、準レギュラー?扱いの諸々のバラエティで新しい気づきもあったと思う。ダンスや歌のスキル以外にも、彼らしさや、新しい魅力や実力をたくさん発揮して欲しい。

それと、そうだな。今以上に、彼がたくさん必要とされて、必要とされていることを実感して働けたらいいよね。きちんと肯定できる環境だといいよね。彼の力が、そして彼の発信で他の人の力が引き出せる環境で、それが楽しくて快適で、時に乗り越えるのに心地よい困難がある環境だといいよね。そうしたら、エンターテイメントの表現者としても、個人としても増田さんが楽しくなると思うし、ファンとしての私や、増田さんと仕事をする人がもっと楽しくなると思う。

まぁ、そんな環境にするには、増田さんだけじゃなくて、フォロワーとしてのファンだったり、メンバーだったり、事務所の他のタレントさんだったり、事務所だったり、マスコミだったり色んな人の共感や異論が必要だよね。単なる協力とかだけじゃなくて。そのためにもたくさん増田さんが自分の言葉を発する機会があるといいな。小さなことでもいいから。そうじゃないと、環境なんて変わらないし、力を引き出せるものにならない。



 

正直ね、3人担当いる中で一番「もうやだ!おりたい!」って思うのは増田さん。

でもそれは、増田さんが私と同い年の、等身大の男の子でもあるから。そしてそこが好きだから、私はなんだかんだ言って増田貴久さんから目を離せないんです。

この次の一年も、そうでありますように。

 

 

愛を込めて。

君の新しい一年が、健やかで、平らかで、満ち足りたものになりますように。

 

*1:私の好きになる男性の、私が作った定義。堂本剛さんも佐藤勝利くんもこれに当てはまります。詳しくはまた今度

*2:本当はブラックな役やらせたらすげぇうまいから!ストフルとかね!

*3:Mステは1986年10月24日開始

「…だから好き」って明確にみんな言えるもんなのか

 

自担の事が好きな理由とか、自担の一番好きなところとか、一個だけみんな選んで言語化できるものなんだろうか。

 

いや、よくTwitterとかで「●●担は感覚で好きだから」「本能で愛を叫んでるから」みたいに言われてたと思うんだけど、好きになるって本能なんじゃないのかな?と思うんです。

 

 

いやまぁ、●●担って私が考えるとあてはまるのは主に増田担なんだけど、多分それは私がNEWS担が多いTLにいたからたまたま私が属する*1増田担界隈が名指しされてただけで、多分私のよく知らない、キンキでもNEWSでもセクゾンでもない他Gの中にも同じようにイメージされてる「●●担」という属性があるのかもしれない。いや、多分あるだろう。

 

ってのを、夏至の日に仕事帰りに自転車を走らせながらつらつら考えてた。

あれから10日以上たつけど、答えは出たようで出ない。

こんな風に「彼だから好き」「好きは本能」とか考えてるところがそう言われる所以の1つかもしれない。でも本当にそうなのか?と思いながら、じゃあその感覚的なところを敢えて言語化して語ったらどうなる?って考えて3人の担当についてどこが好きか、きちんと言語化して考えてみた。なるべくなら技能的なとこじゃなくて、人となり的なことで好きなところを言語化したつもりだ。その時点で結局感覚的じゃん!と批判をいただくかもしれないけど、それでいいかなって。カモン異論。

そんでもって、「その人らしい」好きなところを言葉で表すとどうなるか、も考えた。そしたら何故か古語や和語になった、「●●ほめ」ならぬ、「●●すき」ブログです。

 

堂本剛さんは繊細すぎて却って強いから好き。

なんで好きになったかなんてもはや遠い昔のこと過ぎて、本当のところはどうなのかは忘れた。6歳児がテレビ見て「あのお兄ちゃんかっこいい」と思ったに過ぎない。24年前のこと。

でも24年間もなんで好きなのか、って思ったら歌声でもビジュアルでもなくて、「繊細すぎて強いところ」だ。優しすぎるんだと思うし、傷つきやすい。彼は「coward」*2だと自評していたけど、私は彼は「fragile」で「tough」だと思う。ナイーブとか、ストロングとかじゃなく。

強くなければ、年明けそうそう「剛派とか光一派とかどうでもいい」とは言い放てない。それを自分が言うことがどんな意味を持つかなんて十分わかってるはずだ。批判とか、以前彼をボロボロに傷つけた一因のような罵詈雑言のバッシングも全て受けて立つつもりで、「自分と相方を中心としたKinKi Kidsというコンテンツ」や「KinKi Kidsという関係」を守って、次に繋げようとしたんだと思っている。

 

そして、かなしいほど優しくて、人を愛したくて、「あはれ」って言葉が似合う。現代語の「あわれ」じゃなくて、古語としての「あはれ」。なんでそう思うかというと、ファンに会うたびに「僕(ら)と君たちの愛を」と投げかけるからだ。彼が言う「かなし」はsadnessの「かなしい」ではなくて、missの「恋しい」だったりlikeやloveの「愛しい」の意味を持つ、古くからの言葉に近いとさえ思える。故郷の奈良や、その奈良のもつ歴史を敬愛、傾倒してる言動から来てるのかな。それだけじゃない、彼自身の培ったものな気がするけど。

 

関係ないけど、キンキの2人見てると、たまにBoAの「VALENTI」を思い出すよ。お互い確実に未来を巻き込んで走ってて、繊細すぎる目は守ってあげたい、戦うボディである2人。そんな関係も好き。大好き。

 

増田貴久さんは、人間臭くて等身大で健やかだから好き

同い年として、発言とか反応とか、仕事への考え方や周りへの姿勢、葛藤感に勝手にシンパシー感じてる。というか、「あぁ、30になる男の人としてとても等身大で健やかだ!」と思う。健やか、ってのは体の話とか、精神的に病んでる病んでないの話ではない。素直でひたむきで、平らかってこと。増田さんの健やかさってそれだけの要素じゃないけど。例えば、去年の1万字。

 

“いろいろあったけど、それを乗り越えて頑張ってます”みたいな物語、まったくいらないんですよ。

強いなって思った。そして優しくて素直だと思った。9人が8人になって、7人かと思いきや休止になり6になって、また4になる…なんてあったらそりゃ「みたいな物語」で片付けて、そこを売りにしても別に致し方ないと世間は思うだろう。コヤシゲが夜会で話してた「いちごのないショートケーキ」*3的なことは、増田さんだって手越だってまったく言われてないとは思わない。

でも、増田貴久は「そんなのどうだっていい」って言った。これって、NEWSというグループの現在と未来に対して「お涙ちょうだいだけの魅力はいらない」っていう力強い宣言だ。そして、もう1つ意図があると思う。それは「山下くんと錦戸くんと、そのファンをこれ以上この問題で必要以上に傷つけたり不快にさせない」ってことだ。完全に憶測だけど。良いことでも悪いことでも何かあるたびに、グループの「お涙ちょうだい」的な面を強調されたり、そこを起点にグループが語られ讃えられたりしたら、一番傷つけられるのはどこか。6人以前からのファンも、関係者も、4人本人たちも当然傷つくけど……本人も含めた「NEWSにいた山下くんと錦戸くん」に思い入れがある人たちじゃないのか。もしかしたら、もっと前に遡って、森内くんやひろきやのってぃとその周りのことも指せるかもしれない。でもそんなのはっきり言う必要ないじゃん。ってなった時に、「そんな物語はいらない」って言ったのではないかな。それと同時に、「傷つく人」の中に自分も含まれてたのかもしれない。あんなにNEWSのことを「初めてのグループだから」って語った*4人が、その「初めてのグループ」での悲しい経験に傷ついてないわけがないと、私は思う。つまり、彼は健やかであるがゆえに、とても人間臭い人だ。本当は。

 

だからこそ、時間が少しかかってでも納得の行くものを4人の最初の作品として出したかったし、ドーム公演をやる自分に、自分たちに安心だったり自信だったりOKが出せなかったのかもしれない。傷ついた自分や、ファンが変化を受け入れるための時間を必要としてたんじゃないかな。

とはいえ、MUSIC DAYで手越さんが「誰かのために歌うなんて余裕なかった」って言ってたのは、増田さんも同じかな、と。だから美恋の秩父宮でshare歌って最初に泣いたんじゃないのかな。言葉で表すと、増田さんは「大丈夫」って言葉が似合う。「大丈夫」って今は「安心できる、安定できる」って意味だけど、大元は「雄々しく立派な男子」を指す言葉だもんね。「ますらをぶり」につながる。「ますらをぶり」の、「ますら」は「増す」+「ら」で、「神や男性の(ように)雄々しく立派な様、またはそのような人」のこと。増田さんにぴったりだと思う。でもね、繊細である自分のこともちゃんと大事にしてほしいし、繊細なことはみんなわかってる。だから周りが「まっすーは大丈夫だよ」って定期的に言いたくなるんじゃないかな。*5

大丈夫、増田さんがやることも、増田さんの未来も明るくて健やかで大丈夫なものだよ。だから、大丈夫だとこちらを見て笑って胸張って引っ張っていってください。そんな言葉をかけたくなる人。

 

佐藤勝利くんは直向きで自分にも周りにも素直だから好き。

 

勝利くんは本当に素直だと思う。素直すぎてこちらが心配になるくらい素直。まっすぐに物事を見ているから、傷つきやすい。何度この話するんだ、って感じだけど、誰よりもわかりやすくセク鬱が表に出てしまってたのは勝利くんだと思う。5人それぞれセク鬱してたとは思うんだけど、わかりやすすぎて、見てて痛々しかった。それと、ツッコミもまっすぐにツッコむからそれがボケに対するものでも、そうじゃなくてもツンデレで当たりが強いものに見られがち*6

Jr.の頃かな。ジャニーズの曲の勉強がてらひとりカラオケ行ってひとりでジャニーズの歌をひたすら歌ってるって言ってたり、勉強のためにコンサートDVD見てるって言ってた。今も舞台を中心にいろんな現場の見学行ってる。見学目撃で上がってくる名前が増田さんか佐藤勝利かくらいの時期あったもん*7。まぁそのせいか、突然「カラオケでエイトの曲歌うのにハマったから僕はエイターになりたい」「NEWSのDVD見てて小山くんの指先まで綺麗なダンスに憧れてる!」「眠れない夜に部屋暗くしてNEWSのDVD見てるんだ」*8って言い出したりするのでオタクびっくりするし、ソロコンのジャニーズメドレーもちょっと捻った曲入れてきてびっくりしますけどね…。よく言えば勉強熱心でジャニオタで、「観客目線」

をJr.としての経験が少ないなりに考えてる人だと思う。どうやったらグループのセンターとして、どうやったらデビューしたひとりのタレントとして、自分が、グループが、周りが*9が成長するか、その時の一番の力を発揮できるか、に重きを置くために直向きに勉強して、直向きに努力してるんだよね、きっと。

 

あと、勝利くんはよく笑う。楽しい時や嬉しい時は本当に顔をくしゃくしゃにして笑うからすごくわかりやすいし、ホッとするしこちらが嬉しくなる。勝利くんの笑い声を「きゅひきゅひ」と表現した最初の人にはマグロ贈りたい。本当に楽しそうに嬉しそうに、勝利くんはきゅひきゅひ笑う。きゅひきゅひ笑う時は大抵、大好きなメンバーだったり、じんちゃんや岸くんや岩橋くんみたいな、ずっと付き合ってきたJr.の友達がいる。どんな表情の勝利くんも好きだし、キメ顔だってドヤ顔だって、いつまでたってもうまくならない自撮りのぎこちない笑顔だって愛しいけど、きゅひきゅひ笑ってる時の笑顔がすごく好き。素直にポジティブな感情が現れてるから。そして、いつまでだって勝利くんのその笑顔や、直向きさが実を結んだパフォーマンスを見たくなる。

 

だから、勝利くんに似合う言葉は「をかし」だと思う。とても趣があって、興味深く美しい男の子。だから、いつまでも見続けていたいし、幸せに笑っていてほしい。

 

3人それぞれに共通するのは、強いけど繊細なところがあるってことだ。そして素直で人間らしい。もっと言えば不器用だ。でも、それぞれにその人間らしさや繊細さや強さの出方が違う。だから私は3人の担当でいることをやめられない。時に人に、タイプが違うとかなんだとか、余計な御世話を言われたとしても、私にとってはそうじゃないんだ。私にとっては3人とも似通って好きなところがあるし、そうじゃなくて好きなところもあるし、私にとっては一番大事な、愛しい3人なんだ。

 

ここまで書いて思ったのは、私の、私なりの「…だから好き」 は、やはり私だけのものであって、他の人に左右されるものではないってこと。逆に言えば、他人の「…だから好き」も、もちろんその人だけの、私や他の誰かが左右するものでもない。まぁ当たり前のことなんだけど。Twitterをこの二週間やめて、二週間前までそれが侵されそうで怖かったのだと改めて感じた。Twitterはそろそろ復活すると思うけど、もう少し健やかに、うまく、たいらかにTLと付き合えたらいいなぁと思う。時にあはれに、ますらをぶりを感じ、そして、メディアや、人の感じ方や、エンターテイメントそのものを、をかしと思って見ていたい。そう思わせてくれている3人の担当に感謝だし、そういう経験を与えてくれているTLにいるお友達や、フォロワーさんみんなに感謝だよ。

 

 

だからね、私はみんな、大好き。

結局明確に言えるところと言えないところとあるけど、大好きなんだよ!それでいいのだ!*10

 

*1:この言い方で正しいかわからん

*2:臆病者の意味。剛さんのソロアルバムの題名

*3:山下錦戸脱退後に4人を評して言われた言葉

*4:少プレの太一くんとのプレミアムトークとか

*5:小山さんとかよくまっすー大丈夫?って言ってるイメージ

*6:これでたまに損してるのもたまに傷

*7:なんなら2012年かなんかの大晦日のキンキコンはこの2人が並んでて私は白目剥いた

*8:時期的に美恋なんだけど眠れない時に見るコンサートではない

*9:一緒に仕事するJr.や、他のタレントさん

*10:これでなんでもしまるから赤塚先生って本当に天才!

シゲアキとSEALDsとそのまわりのはなし

 

Twitter見てないと自分でネットニュース徘徊しないとなーんもわかんないんですけど、これにはびっくりした。シゲの勇気に拍手。

 

NEWS・加藤シゲアキが「SEALDs」へ「賛同」表明 アイドルの「政治的発言」にファンの反応は... (J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

 

Twitterでどう賛否両論になってるかわからないし、以前SEALDsについて「主張はわかるが言葉遣いが汚すぎて受け付けない」(覚えてないかもしれないけど…本意と違ってたらごめん、訂正します)というお友達のツイートも見たことがあるので、抵抗を感じる人は多いだろうなー。抵抗とまではいかなくても、違和感とか面喰らう感じは受けると思う。

 

個人的な政治信条や理由は深く話しませんけど、これ少なくともジャニオタやNEWS担のなかで、特に若い人が「政治とは何か」「次の参議院選の意義とは」「なぜSEALDsという若者たちがデモをやったりして、法案や改憲に異を唱えてるのか」を考えるいい契機になるのでは、と思いました。

あと、SEALDsには知ってる若い子も何人か関わってるので、自分の考えを切り離して単体でSEALDsとは、を思った時に「きっと真っ直ぐすぎる彼ら彼女らの支えになるのでは」と感じた。

「行動」だけの話をすると、私は、SEALDsのやり方はそこまで悪くないと思ってるよ。

彼らの主張のやり方は確かにセンセーショナルで強いものだけど、だからこそ幅広い人に「考えよう」とか、「いや、反対だし」「賛成だ」って無意識にでも思わせるのには成功してるからね。

AIDMAの法則的な。

 

 

そこも含めてシゲは「賛同する」って言ってるんじゃないかな。「賛成」という言葉ではなく、「賛同する」という言葉選びが彼らしい。

 とはいえ、来週の解散表明をしている団体だから、あえてこのタイミングでシゲは名前を出して「賛同」表明をしたのかもしんないね。余計な火種を色々な所に撒かないために。自分の側も、相手の方にも。

 

 

シゲの発言が無闇に叩かれたり嫌味言われてないことを祈りつつ。

平和が一番だし、発言をする程度の人権は尊重されたいものですなぁ。

 

アイドルが政治の話したっていいじゃない。それでファンに何かの信条なり投票政党なりを強要してるわけじゃないんだからさ。

 

7回目のKing Of Prismで初めて泣いた話ー4DXやばい

 

なんで、頭の悪そうなタイトルなんだ笑!

 

というわけで、キンプリ見てきました。4DX!!初めての4DXだよ!4DXバージンはキンプリに捧げたよ!

本当はキンプリ見てみたい!って言ってたお友達と行こうと思ってたのですが、うまく調整できず…失礼して公開日に行ってきました。

 

泣いた。

キンプリ、もう7回目?とかのはずなんだけど、初めてガチで泣いた。

4DXで視覚と聴覚以外にも色々と感覚が刺激されたせいもあるかもしれない。

 

あ、こっから映画の細かいネタバレがぽろっと出てきたりするので、まだ見てないけどみたかったりしてネタバレ厳禁な人は気をつけてくださいね笑

 

 

 

あ、やばいな、泣くなって思ったのは物語のクライマックス。オバレの3人がステージにあがって、無期限活動休止*1前最後の歌「flavor」を歌い始めたところ。

気づいてる人、たくさんいると思うんだけど、ヒロ、コウジ、カヅキの顔がアップになった時にそれぞれメンバーの顔が瞳にうつるんだよね。

コウジの時は片目にヒロ、片目にカヅキがうつる。

 

それ見て「うえええええええん」ってなりました。

私、リアルのコンサートでもわんわん泣くことってあまりない。よく泣く子で有名だった幼少期を過ごしてきたけど、本とか映画とかコンサートとかで感情揺さぶられても涙がぶわぁぁってなることがあまりない。コンサートで本気で大泣きしたのは、2012年のNEWSの秩父宮と、オーラスの札幌くらいかな。だって増田さんが泣くんだもん。*2

 

でもねぇ、何度も見てるのにコウジの目のなかにうつったメンバー2人、って絵をみたら本当に色々なことが走馬灯のように浮かんで泣けてしまった。隣の人ごめん。知らない人だけど。

 

浮かんできたのは、まず、この前の少プレのこと。あれは本当に私にとって天変地異の前触れだったし、「天地、ひっくり返る」*3だった。

りょうちゃんと、錦戸亮と、NEWSの4人が面と向かって共演するなんて世の中にこの5年でなったんだ、って感慨深かったし、前と同じ空気が流れつつ、お互いナイーブにナーバスにちょっとなってるように見て取れた(一番なってたのはりょうちゃん)のが切なかった。

 

あの時、りょうちゃんの目に小山さんは、増田さんは、シゲは、てごにゃんはどうやってうつってたのかな。

小山さんや、増田さんや、シゲ、てごにゃんの目に、りょうちゃんはどうやってうつってたのかな。

 

オバレのその、シーンは、コウジの渡米が1つのきっかけで無期限活動休止になる前のシーンなわけだけど…コウジはいつ見てもちょっと寂しそうな憂いを帯びているけど、穏やかで優しい慈しむような目をしていると思ってる。そんな目の中に、2人のメンバーがうつっている。

 

りょうちゃんの目にも、4人の目にも、お互いがそういう風にうつってたらいいな。

そう思ったら涙が出てきた。

 

で、それと同時に山下くんの目にも、とも思ったし、ひろきや、のっていや、森内くんの目にも、かつてはそううつっていて欲しい。ってか、今も事務所にいて会う機会もあるだろう山下くんとひろきには今でもそうであって欲しいなぁ、カウコンとかどうだったのかな、話してたのは見たけど…って思ったらもうぼろんぼろんですよ!

 

私は6人のNEWSからNEWSを好きになった。とはいえ、ずっとジャニオタだったから、9人の時も8人の時も7人の時も知ってるし見てた。

それぞれの時代で、それぞれのファンがいて、どんな時も彼らから幸せをもらってた人はいるんだよね。

だから、4人のNEWSの今の雰囲気だって、どんどんブラッシュアップとアップデートしていく姿だって愛しくてかっこいいものだけど、今はもう手に入らない過去の彼らの姿や関係だってきちんと愛しくてかっこ良くて、深いものだ。私はそう感じている。

 

それをflavorの最後、コウジがハリウッド行きの電車に乗って旅立ってしまい、ヒロが号泣するシーンまでずーーっと考えてた。キンプリ、恐ろしい子

 

で、その後ですよ!推されのど新人のシンちゃん*4が、旅立ったコウジからの伝言を受けて、コウジが作った新曲「Over the Sunshine」を歌い踊る。なんなら途中からヒロとコウジを従えて。そこでまた涙の波がやってきた。

 

「シンちゃん勝利くんみたい…」

 

これはほんと、キンプリ見るたびに言ってるんだけど、私はKing Of Prismの主人公、一条シンに佐藤勝利を重ねている。

顔の雰囲気もそうだけど、事務所入ってからの「本人自覚してないけど、お上*5の琴線に触れまくりすぎて、無茶振り突貫スパルタでショービスのプロに育てられて、なんなら本人それが楽しくなっちゃって自分から高みを目指しはじめる」というところを、入所すぐからの佐藤勝利担としては重ねざるを得ない。

 

そんな、自担に勝手に重ねてるシンちゃんが「エーデルローズは死んだ」*6と言われた、エーデルローズだったり、プリズムショウ自体を再興するパフォーマンスをするもんだから、そりゃ泣きますよ。その時のシンちゃんの顔が、本当に単純に、パフォーマンスしていること、お客さんの笑顔や反応、周りとの相乗効果を心から楽しんで喜んでるような笑顔だからさ…!

 

正直、この半年の勝利くんを勝手に思い出してました。

この2年くらい、Sexyファミリー構想に翻弄されてたSexyZone。勝利くんはわりとオタクと同じくらいにSexy鬱大丈夫!?ってくらい、元気がない時もありました。グループの中間管理職だから、板挾みな時もあったんじゃないかな。モンペの贔屓目と言われたらそれまでだけど。

 

それが、「カラフルeyes」のリリースとともに、5人のSexyZone*7が再始動して、元来、彼が持ってた「ジャニーズが好き、メンバーが好き、SexyZoneの1人である自分が好き」というのを身体中で表現する勝利くんに戻ったと思います。

 

それが、わたしは嬉しくてたまらなかった。

そして、そんな勝利くんと似た姿が、スクリーンに現れてた。

 

泣くよね、そりゃ。改めて。いや、まぁ今までも正直涙腺緩んだ時あったけど、本気で泣いたのは今回が初めてで、それは4DXでシンちゃんが踊るたびに風を感じたりして、ステージさながらの臨場感を感じたからだと思う。

五感って、あなどれない。

 

で、最後のED「ドラマチックLOVE」ももちろん泣きました。音源もあってなんども聞いてるけどまた泣いた。初回盤のBD買ったら「ドラマチックLOVE」の制作秘話アニメがついてきてさ!?それが「本人たちが、それぞれ自分が歌うパートを作詞」ってエピソード…どこのNEWSだ、どこのShareだ、え?これキンプリに見せかけたダイアモンドコンのドキュメンタリーかよ、と。

 

前述の秩父宮のエピソードもあるけど、そもそもわたしはNEWSの6人が、メンバーやファンのことを思ってそれぞれで作詞した「Share」が曲ときて大好きです。でももう歌わないだろうな、ってのが悲しくて仕方ないくらいに。でも、今だって当時だって「色んな感情分け合ってる」のと「一人ひとりの持つ色で鮮やかなマーブル描いてる」のも「ありがとういつの日も感謝」してるのも、「オトカゼヒカリを共有」も「離れてたって心が1つ」で「全てが宝物」なのは変わらないと思うんです。というかそうであってほしい。メンバーも、私も。

改めて、過去のNEWSも今のNEWSも好きだぁって気持ちが、「ドラマチックLOVE」の二番の「ありがとうのかわりに好きって言わせて」で溢れて泣きました。ひどい。どんだけちょろいオタクなんだ。

 

とにかく、風と、振動が本当にリアルなコンサートさながらで、そもそものジャニオタ刺激しまくるストーリーや演出があるキンプリ4DXは、わたしのようなジャニオタの琴線ゆさぶるにはもってこいなのでした。

アニメなんだけど、最近ジャニーズそのものや自担に対してもやってる人本当にオススメ。キンプリ通常回で腑に落ちなかった人にも4DXオススメ…!五感の刺激大事!風とシャボン玉であんなにやられるとは思わなかった。

 

ってか設定自体、ジャニーズとんちき好きな人は好きな人多いと思うよ…お尻からハチミツとか、突然のトップアイドルと新人のダンスバトルとかね…!

 

はー。キンプリ好きだ、ジャニーズ好きだ…尊い…という気持ちを最後におきまりの言葉で締めて終わりにします。

 

キンプリはいいぞ…!!!

 

*1:この言葉だけで元々ジャニオタとして揺さぶられる

*2:shareで「抱きしめたいなんていって いつもこころのなか…ぐすっ、びぇ」ってなったところは今でもBDの映像ではなくて、あの時自分の目でみた角度からの映像で頭に浮かぶくらい印象的!

*3:新選組!桜田門外の変を描いた回のタイトル

*4:私の中でのキンプリの推し

*5:勝利くんの場合はヒロム、シンちゃんの場合は氷室主宰やオバレ

*6:エーデルローズはジャニーズ事務所みたいなもんだと思ってください…コウジの渡米を受けてのエーデルローズ所属タレントのセリフです

*7:ってかこれが本来の姿