世界に恋をしたいから、

好きなものをゆるりと留めておくブログ。

好きな調味料って割と味の好み決めるよねという話

お題「好きな調味料」

 

こしょうが好きだ。

 

漢字でも、カタカナでもなくて、ひらがなで「こしょう」って書きたい。ちょっとふりかけるだけで味に深みが出るところとか、スパイシーさとか、種類によってそのスパイシーさのニュアンスが変わるところとか。

卵にも肉にも魚にも合う。消毒効果もある。

昔は高い金額でやりとりされてたらしい。

そんなところも含めて大好きだ。

 

そもそも、「こしょう」に愛着を持つようになったのは小学一年生の時に遡る。

私を含めた女2、男1の幼馴染3人で下校してた時のことだ。男の子Aくんが、Bちゃんと私にいきなりこういってきた。

「Bはたまごでお前はこしょうだな!」

たまごとこしょう、には色々理由があるんだけど、その突然のからかいにびっくりしたし、面白い事言うなぁ!と思った。別にAくんのことが好きだったことは一度もないんだけど、こいつ実は頭良いんだな、と生まれた時から一緒にいた男の子を見直した瞬間だった。

自分が、喩えられたことで「こしょう」に愛着を持ったことは間違いない。まぁそれだけじゃなくて、味も好きなんだけど。「山椒は小粒でもぴりりと辛い」というけれど、こしょうの方が使い勝手が良くて縁の下の力持ち感が強いところも好き。勝手に親近感を持って、勝手に愛着を持った。調味料に。

 

一昨年のことだ。

私の愛してやまない佐藤勝利くんが、「ソイソースマン」になった。テレビ誌の企画で。

醤油の着ぐるみを着てポーズを取るコミカルさに、「お前はこしょうだな!」と言ったAくんの顔が浮かんで見えた。「佐藤」さんなら「砂糖」がよくあるパターンじゃねぇの?と思いながら、テレビ誌を買った。醤油も好きな調味料だから、まぁいいけど、どーせ砂糖じゃないならこしょうはダメだったのか、なんてことも思った。

 

 

からの、先月のことだ。

SexyZoneのシングル「よびすて」が発売され、Sexyエプロン対決と称した料理バトルが映像特典でついてきた。

Pepper stuffed with meatがお題だった勝利くん。ペッパー、から「こしょう」が離れない勝利くん、そして、「こしょう」を連呼する勝利くん。

 

勝手に、自分が呼ばれてる気がした。

 

ますます、こしょうという調味料が好きになった。どうせなら、こしょうが好きな調味料の人と結婚したいわ、くらいのことを思ってしまったので映像特典は重罪である。それ以上に、バラエティとして見応えがあったのでまだ買ってない人は是非「よびすて」初回Bを買ってみてほしい。

 

 

 

 

 

という、お題にかこつけたマーケティング記事でしたとさ。

ちょくちょく書いていこう習慣なのではてなブロガーらしく5つの質問に答えてみる

 

どうもどうも。珍しく更新頻度が高い私です。

金曜日のブログを受けて書きたいことがでてきたんだけど、ひとまず先にこれを。

あ、なんだかんだ真面目に今年のお布施(という名のNEWS名義の会費)振り込んできました。それについても含めて、また。

 

 

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第1弾「はてなブロガーに5つの質問」

1. はてなブログを始めたきっかけは何ですか?

 →ブログでもやるかな、と思った時に周りがはてブ多かったから。あと、競合他社よりもUIが好みだったから。UIが一番の理由。それにつきる。見た目大事。

2.ブログ名の由来を教えて!

→過去記事(だって、世界に恋をしているのだ。 - 世界に恋をしたいから、)に書いてあるけど、増田さんが2014年にやった舞台「フレンド」から。直感で好き!って思うのは大事だけど、直感で嫌い!とか苦手!って決めつけないで、どこかしらのいいところは見つけて生きていきたいから。

 

3.自分のブログで一番オススメの記事

防振双眼鏡が欲しい方にはこちらの二つを。

ジャニオタが防振双眼鏡を手に入れた!〜購入決断編〜 - 世界に恋をしたいから、

ジャニオタが防振双眼鏡を手に入れた~使ってみて編~ - 世界に恋をしたいから、

 

担降りと掛け持ちに悩む方にはこちらを。

担降りではなくて、公平的に担増やし派のひとりごと - 世界に恋をしたいから、

 

NEWSの今について悩む方にはこちらを。

NEWS担をやめようか迷ったNEWS担が、辞める前にNEWSがバズるために本気出して考えてみた - 世界に恋をしたいから、

 

というか、あれです。そんな「オススメ」とか偉そうなことは言えないんですけど、上の三つ(てか四つ)は割と正直に直球かけて満足してるからなーってだけです。

 

4.はてなブログを書いていて良かったこと・気づいたこと

 良いところ

・スター形式で反応がわかりやすいので嬉しい。

・記事が見やすい

・埋め込みがしやすい

・ワードリンクがあるところ

・長文を書いても許される

・読者登録がしやすいし、閲読が簡単便利

 

個人的に引っかかるところ

・文体が「はてなブログ」のお作法に適していないといけない気がして、書きづらい(勢いで書いてはいけない感というか、身構えてしまう。ブログなのに)

・上記とも繋がるけど、気軽なブログ感がない

・ちょっと前にやってた「よく読まれてる(読者登録が多い)ブログランク」的なの、いる????某競合他社aとちがって、アマチュアな個人(と、サブカル系ライター)がメインブロガーだから焚きつけられてる感があってたまにモヤモヤする。

・改行(一行アキ)が見たままとは言えない時がある。

・アプリの利便性が低い

 

気付いたこと

・読むのには慣れていても書くのには慣れていない自分

・「お作法」に当てはめて書くべきか、自分の気持ちを書くべきかの狭間で悩みすぎ

・たくさん書きたいけど「はてブにはちゃんとしたものを書かなきゃ」感を感じていて、ハードルが高くてジレンマ。

 

まぁ、とは言えブログサービスの中では一番好きです笑

短文とか何も考えなくて書けるものに惹かれるのは、mixiとかエムブロとか、そもそものはてなダイアリーに慣れていたからでしょう。世代世代!

 

 

5.はてなブログに一言

なんだかんだ一番使いやすいし、テーマ・カテゴリ検索性も高いと思ってます。アプリもう少し使いやすいといいなー。改行とかもう少しどうにかしたいのと…続きを読むとかが設定しづらいんだアプリだと…。とはいえ、満足してますありがとうございます。

 

君の名前を呼べる幸せを噛み締めるー自担の成人に寄せて

 

佐藤勝利くん、20歳の誕生日と入所6周年本当に本当におめでとうございます。

 

私が勝利くんを知ったのは、2010年12月31日。勝利くんの初めてのステージ「ジャニーズJr.東西対抗歌合戦」の放映日でした。

初々しくいけどキラキラしているその姿と、肩にかけたタオルの名前を見て気になったこと、即落ちたこと覚えてる。

「カツトシなのかな、ショウリなのかな」って笑

そのあと、ドル誌のフレジュコーナーでショウリだってわかって、なぜかきゅんきゅんしたこととか、WUのカレンダー特集で初表紙だったこととか今でも懐かしい。

 

去年、おめでとうのブログを書いたときはまだカラフルeyesが発表される前で、勝利くんが5人を諦めてない姿を見て、私も諦めないようにしてたっけな。

あれから一年。ちゃんと5人の姿が形になって、ベストアルバムも出るなんてすごく幸せだよ。本当に幸せ。

勝利くんはどうかしら。今、SexyZoneの佐藤勝利、として幸せですか?泣かせてごめんね、なんて言わせてしまったことが、この一年すごく引っかかってた。ごめんね、って言わせるくらい、5人じゃないのに傷ついているファンのエゴを5人にぶつけてしまった。ぶつけられて、私たちよりも泣いたのは、歴も、立ち位置も、4人とのそれぞれの関係も全て「中間」にいた勝利くんなんじゃないかな。って思ってる。とは言え、それについては私も「オタクがごめんな…」って謝るしかないから、これからは謝ることなく、お互い守りあって幸せになりたいし、幸せにしたいよ。勝利くんとSexyZoneをね。

 

今日迎えるにあたって、どの担当の誕生日よりもヤケにそわそわして、悲しくなったり切なくなったり嬉しくなったりした。多分それは、それだけ10代の佐藤勝利が大好きで愛おしいものだったからだと思う。

20代の佐藤勝利くんも、それだけ、ううん、それ以上に大好きで愛おしいものになることを祈ります。

 

ジャニオタなところも。

皮肉屋なところも。

素直すぎるところも。

周りのことが大好きなところも。

たまに寂しがり屋なところも。

誤解されやすいところも。

実は陰で努力してるところも。

ファンのことを思ってくれてるところも。

柔らかい声も。

くしゃくしゃになる笑顔も。

ハマると一直線なオタク気質も。

自分の顔が好きじゃないところも。

私服のセンスも()

わかりにくい謙虚さも。

誰よりも強火5人のSexyZone担なところも。

全部、全部、大切で愛しくて大好きです。

 

佐藤勝利くん、誕生日おめでとう。

君の新しい10年が幸せで満ち足りたものでありますように。

この新しい1年も、君の名前を呼べることが幸せだと思えますように。

f:id:tamcos:20161030214651j:image

 

追伸

そして勝利くんと、かつてシンメを組んでいて、今も近くて遠いところで、一緒に走ってくれている神宮寺勇太くん。あなたも19歳の誕生日と入所6周年おめでとう。勝利くんがデビューしたことで、一時期あなたたちの関係が離れてしまったとき、とても寂しかったです。でも、このところ、前みたいに「運命的なコンビ」らしく、2人で笑ったり仕事仲間として支え合ってるところを見てとても嬉しく思ってます。これからも、勝利くんの最高のライバルで最高の親友でいてください。来年になったら、勝利くんとお酒で乾杯してね!いつか、君がデビューして、デビュー組同士として勝利くんと競演するときを楽しみにしています。

 

 

転げ落ちるみたいに加速してるとオタクはしんどくなるってサマステと少年たちで悟りました

 

しーーーんーーーどーーーーいーーーー!!!!突然あの子に今まで以上に転げそうでしんどいーーーー!!!!好きの気持ちがくすぶってたのが山火事になりそうでしんどいーーーー!!!!

 

こんにちは笑

他にエントリーしかけてたまってる記事はあるんだけど、ひとまずこれを、いきおいで。

 

最近、私のTLにはしんどい人が増えている。

発端は、「えびでは特にまだ推しが決められてなくて…」と言っていたはずのはるひさんが、この前の代々木終演後にあった時に「やばい、私河合くん好きだわ…」になったことだった。そこで止まらずにどんどん好きが加速して日々日々「好きすぎて辛くてしんどい」加減を更新してる。ちなみにはるひさんのもともとの担当の1人は横尾渉さんだ。横尾さんは最近わたたいコンビで注目されてるけど、「昔、実家に河合くん用のパジャマがあった」*1「郵便局の保険のCMみました?河合くんが出てます」「(えびのファーストコンを見て)河合くん!やっぱり君はすごいよ!」「また河合くんの話をしてしまった」*2、「(えびデビューDVD特典のメンバーストラップは)郁人から見せてもらいました」*3「かわいい…河合の話でもしようっと」*4…のように強火河合担でもあると思っている。担タレだなぁと最初は思ってたけど、そんなこと言うのも申し訳ないくらい、河合熱が加速しているようだ。

 

次に小山担の梓さんがこんなブログを書かれていた。

小山担から新たな小山慶一郎担当が爆誕した話 - 桐ノ院整体院

小山担として好きを更新してしまった結果、しんどくなったという話。これはブログ見ていただいた方がよっぽど明快でわかりやすいから割愛する。

 

2人のしんどい様子を見て、私は茶々を入れるように画像テロをしたり、たまによしよししたりしていた。対岸の火事もいいところだった。

 

それが、9/10、全くの他人事じゃなくなる火種が投下された。なんなら、冒頭に書いたように感覚的にはくすぶってたのが山火事になった感じだ。

 

 

 

そう、高地優吾の乱が私の中で勃発したのである。

私はもともと、SixTonesだと高地くんゲキ推しだ。なぜなら、私がアイドルとして好きになる定義である「ドナルドダック男子」の要件をあの6人の中で一番満たしている。笑顔も、元同じグループのメンバーだったふまけんのいるSexyZoneのことを温かく見守り応援してくれているところも好きだ。去年SixTonesのクリエにはいったときは高地くんばかり見てたし、ジャニワも担当である勝利くんがいないシーンは高地くんをついつい目で追ってた。*5

 

でも、推しで止まってた、はずだった。

それが、少年たちでの演技を見て爆発した。去年も少年たち見ていたはずなのに。

前述のツイートにあるように、「表情で見せる演技の幅の広さ」が絶対チャッカマンだった。でも、チャッカマンが山火事起こすには、着火剤が必要だ。

 

着火剤はなんだったんだ?と考えて、私はふと三週間ほど前のことを思い出した。そう、サマステである。

 

今年はSixTonesクリエ外れたから、いくなら何が何でもSixTonesがいるところだろ!と、いやまぁ去年もゆごほく見たいねーって友達と話して入ってたけど、今年は6人まるっと見たくて狙って入った。後ろの方のろくにステージも見えないところで見てたけど、バルコニーみたいなせり出しの真下に来た時は高地くんがよく見えたし、なんならあたり一帯にしていたかわいいファンサも見れた。

 

が、ファンサは全く着火剤ではない。

 

私に高地優吾の乱を起こさせた着火剤は、ボイスパーカッションだ。

少クラでも披露していた、SixTonesダンスパフォーマンスメドレーの途中、高地くんは他メンがしゃがむ中、1人立ってボイパをする。それがとても私の好みの音だった。別エントリーにも書いたけど、私は大学1年からずっとアカペラサークルでボイスパーカッションを担当している。だから、ジャニーズ現場でも、誰かがボイパをするとそこにばかり注目してしまう。なんならWhiteコンオーラスで手越さんがライザップのアレをボイパした時もめっちゃ見た。KAT-TUNコンは中丸くんがボイパする口元だけを防振双眼鏡で見る時すらある*6

 

そんなボイパキモオタなところがある私が、元々好きだった子に理想的なボイパパフォーマンスやられてドキドキしないわけがない。最強の着火剤だ。多分BBQできる。旅館の夕ご飯の鍋あっためるやつなんかじゃない。

ってか、今まで聞いたジャニーズパーカスの中で一番好きな音だった。なんなら、スネアドラムの音は私が自分に合格点出せる時の私が出す私の好きなスネアドラム音に似てた(なんのこっちゃ)。

 

そこからジリジリくすぶりが今までよりでかくなり、少年たちの演技で一気にドッカーン。私、演技でもダンスでも、パフォーマンスするときにきちんとそのセリフや場面や曲にあった表情つくれる人本当に好きなんですよね……。それを土曜日に少年たちで、高地くんは全部見せてくれた。

 

もっと言うとちょうど、少年たちを見た翌日の日曜、まぁ、昨日ですけど、新しいパソコン来てセットアップ終わって最初にしたのは「SixTones 動画」で検索してひたすらiPodに送る作業っていうありさま。やばい。SPEEDでいうと「ますます深みにはまってくよ」*7である。

 

 

これが、先のお二人のようにしんどいって言い続けるくらいになるかなんてわからない。多分、勝利くんが一緒に出てたら私は勝利くん見ると思う。今のところは。でも、今までよりも「高地くんも…みたい…見せてください…」ってなるだろう。

前から思ってることだけど、「転げ落ちるみたいに加速して」ってサビで歌うえびのCrazy Accelはオタクが沼に身を投げる時の主題歌だと思う。今は私は、身を投げないで足だけ浸かろうかどうかちょんちょんしてる状態。でもオタクだから、改めて火がついた好きに「ひとりよがり夢に彷徨」っている。それは3人の担当への彷徨い方とまた違うから戸惑ってる。

 

それが「担当」っていう沼に落ちるところまでいくかどうか、私にもわからないけど、これからも高地くんにもだもだしたいと前より思っている次第だし、それに戸惑ってる次第であります。少なくとも、新情報局は発足時に迷わず高地くんで登録してるからかなり好きなんだろうな、思ってた以上に。

なんなら、今日飲んでたYさんが高地くんに似てるって言われた話をされてときめいたくらいには好きだし、高地くんとドナルドダックを重ねて見て改めて高地くんisドナルドダック男子…ってなってるくらいだし。

 

小さな焚き火で終わるか、山火事が広がるかは、私次第で、高地くん次第なので楽しみでもあり恐怖でもあるのが実際のところ。

 

まぁ、今自信を持って言えるのはジャニオタってやつはしんどい生き物、ってことですね。おあとがよろしいようで。

 

*1:確か雑誌

*2:2011年のきすろぐ

*3:ジャニネ動画

*4:2016年9月発売のWU

*5:次に追ってたのは、高地くんと旧知の仲のほっくん、そしてすのでの推しの阿部ちゃん

*6:きもい

*7:STEADYのカップリング「ナマイキ」より。寛子婚約おめでとー!

2016.8.14-2016.12.31

 

====この24時間くらいでの気持ちを咀嚼するために書きました。そうじゃないと考えすぎて眠れなくて。この後はなるべくツイートも、ブログも、この件について書かないつもり。だって私は一ジャニオタで、いろんな思いはあるけど、該当担じゃなくて、該当担だったこともなくて、だから完璧に気持ちに寄り添うことはできなくて、申し訳なさすぎるし、こういう時な「外野は黙れ」の気持ちもわかるから。時が来たら非公開にするかもしれませんが、とりあえず吐き出したことをご理解・ご了承ください====

 

 

私が生まれ育った家は、東京の外れにあった。

あった、って書いたのは今は引っ越したからとかそれだけじゃなくて、その団地が全て大きな公園になってしまって、そこに古びたアパートメントタイプの社宅があったなんて、今の子どもや住人で知る人は少ないから。

 

東京オリンピックの少し前、に建てられたらしい鉄筋4階だて、六畳二間にちいさな「台所」という言葉の方が似合うダイニングキッチン。シャワーさえないお風呂と、和式のトイレ。

 

そんな家が私の世界のほとんどだった頃の話。

ちょうど、3歳の…多分春の、昼下がりだと思う。

私は台所と玄関の境目くらいのところ。トイレとお風呂のドアに向かってぺたんと座って、黒のクレヨンか、マッキーか忘れたけど、とにかく黒の太い筆記具を握って、大きな画用紙にずっと同じものを書いてた。

 

すまっぷはかっこいいから、きっとあったらさいんをくれるんだろうな。

これね、すまっぷのさいんなの。

すまっぷのさいん、ほしいなぁ!

 

ひらがなの「み」に似た形のそれは、当時、飲み物のCMかなんかで見たSMAPのロゴのつもりだった。3歳の私にとっては。

そして、それがロゴだなんてわからなくて、彼らのサインだと思って、ひたすら書いてた。CMで見るSMAPがかっこよくて、アイドルはサインをくれるらしいと思ってて*1、欲しくて書いてたんだと思う。

 

それが私の、自分で自分の記憶だとハッキリ認識してる最初の記憶。

 

それから5年経って8歳になった。ちょうどバレンタインの頃だ。学校の友達と、自転車に乗って少し大きなスーパーまで、バレンタインのチョコを買いにいこうとしてた。スーパーの途中には都内でも割と有名な遊歩道がある。よくロケなんかしている。そこを通りかかった時、友達が「あっ!」と口を押さえた。

「どうしたの?」と聞くと、「あそこでSMAPが撮影してる!カメラマンがいる!」と言うのだ。

確かに、SMAPが多分雑誌の撮影かなんかをしていた。6人で。周りには野次馬なのか、おっかけなのかよくわからない人だかりがいた。なんならチョコ持ってる子もいた気がする。「SMAPにチョコあげれたらすごいよね」「ね、でもこどもはむりかもね」なんて話しながら何もせず遠巻きに見てスーパーに行った。

 

 

これが、私が初めて見た芸能人の思い出。

 

彼らが私のナンバーワンのうちのひとつになったことはないかもしれない。だから、あれこれ言う資格はないと思う。だって、山口智充演じる永倉さんが言ってた。「近藤さんの悪口を言っていいのは苦楽を共にした俺たちだけだ」*2って。私はこれ、その通りだなって思っている。この12年ずっと。

でも、例えば大学受験の1年に支えて貰ったのはその「新選組!」だったり、自担の病気やあれこれで離れていたジャニーズの世界に戻るきっかけになったのは08年のツアーを見に行ったからだったりする。そもそも、自担と出会うきっかけは彼らの番組を見てたからだし、セーラームーン以前に、ハマっておもちゃまで強請ったアニメの主題歌は彼らの歌だ。

 

事務所ってなんだろうね。

アイドルってなんだろうね。

ファンってなんだろうね。

 

そんなことを思いながら、それでも私は彼らが、彼らの事務所が作り出すキラキラした世界が好きで焦がれるんだろうなって思いながら寝ることにするね。

少しでも、5人と、1人と、彼らを愛したみんなが眠れますように。

少しでも、5人と、1人を見守ってきた先輩や、仲間や、後輩が、変に何かに憂うことがないといい。仕事でコメントしなきゃいけないのは仕方ない。でも、そこを乗り越えるだけの強さは、5人と1人が与えてると思うんだ。ツイートとの繰り返しになるけど、私たち(という言い方は好きじゃないけど、敢えて)が憂うべきはそこじゃないと思う。

 

明日、本屋さんでこの本を買って読むよ。

SMAPは終わらない~国民的グループが乗り越える「社会のしがらみ」

 

5人が、6人が、そこから解放されたとしても、それで…それが、すべての終わり、終焉じゃないのだ、という救いを私はこの本に求めたい。はたから見てて、それで好きだと思っていた私なりに。もともと読むつもりで取り置きしてた本をこんな風に読むのは想定外すぎるけどね。

 

 

そして、昨日から繰り返し報道される日は、私の30の誕生日。

今から楽しみじゃない誕生日なんて嫌だけど、いや、そんなの、担当さんからしたらてめぇの誕生日なんて知るかよそれどころじゃねぇよだと思うけど、それでもこんな形で誕生日が連呼されるのは複雑。ただ、そもそも生まれた時は少年隊が仮面舞踏会を仮面ライダーと間違えられて、3人が紅白の舞台裏で号泣していたらしい。30年経ってなんという因果なんだろね。

 

 

せめて、その日が、30年前と同じように、晴れた日、暖かい日でありますように。

そうじゃないなら、これが全て夢か、10年、20年経った時に、また5人が5人になる道が開けたらいい。きっと、そのあき具合に大小あるとしても「ドアはあいている」*3だろうから。

 

という結びで、この件については以後口をなるたけ慎むことにします。

 

*1:多分、サザエさんかなんかの影響

*2:香取慎吾主演、大河ドラマ新選組!」より

*3:BSBからKevinがぬけるときに他メンバーがアナウンスした言葉。6年経ち、Kevinはメンバー復帰。Kevinがぬける前の来日(06年1月)でBSBとSMAPは共演し、お互いのグループが似ているという話をしていた

初めて読んだ小説の話をしようかー恋を知らない君に寄せて

 

生まれて初めて読んだ「小説」の記憶がある私です。

 

ちょうど小2の時だった。

小1の時に、幼馴染の間で土曜8時にやってた「白鳥麗子でございます!」が流行って、その枠のドラマを見始めた。*1

小2になる直前の、2月から3月にオンエアされたのが「時をかける少女」だった。内田有紀版。

薄く透明なラベンダー色を効果的に使った演出が子ども心に好きだった。それと、エンディングで流れるNOKKOの「人魚」の切なさ。

 

深町くん役の袴田吉彦よりも、吾郎役の河合我聞のが好きだった。いや、それでも深町くんはかっこよくて、未来人ぽい得体の知れなさがあったと記憶はしてるんだけどさ。

今考えると、内田有紀がお姉ちゃんで、妹が安室奈美恵の姉妹とか美人すぎるだろ!っていうくらい、キャストが豪華だった。音楽も久石譲だしね。

 

全5話、すごく夢中で見てた。

多分ラスト?だと思うんだけど、大人になった和子*2が、ふと深町くんのことを思い出すシーンとか、原作者の筒井康隆が住職役で出てて、箒でどっかはきながら、坂道?かなんかを走る和子をあたたかく見守ってたのとかすごく覚えてる。

 

終わってからも時をかける少女の話をずっとしてた。タイムリープできると思ってた。それくらい好きだった。ラベンダーの匂いとか、ラベンダー色の光を思うとあったかい気持ちになるんだ。今でも、だけど。

 

そんな私に、父が「ドラマの原作がうちにあるからそんなに言うなら読んでみるか?」って差し出してくれたのが、筒井康隆全集に入ってる「時をかける少女」だった。

父の書棚は、仕事で使う本とかがたくさんあるんだけど、そこに混ざって綺麗な箱に入ってる筒井康隆全集があった。その中の「時をかける少女」って背に書いてある巻を背伸びして取り出した時のドキドキは忘れない。恭しく箱カバーを外して、少し色が変わったページをめくった時に、少し大人になった気がした。国語の教科書でも、普段読んでる児童文学でもない「小説」としてのたたずまいにうっとりした。

 

小学二年生にしては、たくさんの漢字を既に読めた(書けないけど)私は、夢中でページをめくった。ドラマで見た、淡いラベンダー色が文字から透けて見えた。本当に美しくて切なくて面白い話だと思って、繰り返し繰り返し読んだ。それまでだって読書は好きだったし、対象年齢が高めの本も読んでたけど、きちんと小説の体をなしている本を読んだのは「時をかける少女」が初めてだったんだ。

 

そしてそれから、小説を特に好んで読むようになって、今に至ってる。

 

だから今回、時をかける少女が土曜日の夜に全5回でやるって聞いてすごくドキドキしたし、嬉しかった。

7歳の私が夢中になったものを、29歳の私が見るんだよ。すごいよね。本の力ってすごい。7歳の私はただただ本が面白い!って思うだけだったけど、29歳の私はどうせなら仕事でこんなにも人を夢中にさせる、魅力あるものを作りたいとすら思ってしまう。そうは簡単にいかないのはわかってるけど、それを成し遂げて何度もメディアミックスされてる時かけすごい。編集さんも筒井さんも凄い。

 

そう思って、第一回の前に改めて原作を読んでみた。筒井康隆全集じゃなくて、Kindleで。あの頃の私からしたら、今の私の読書習慣なんて未来人のそれなんだろうな、なんて思いながら。

小説とはいえ、掲載誌が中3・高1向けの教材だから「ジュブナイル」って言ったらジュブナイルなんだと思う。言葉だって連載当時の若者言葉で、ある意味古めかしい。書籍として出版された年を見て考えると、多分うちの父はちょうど中3とか高1の時にこの話に出会ったんだろうなって思う。それを小2やそこらの娘に読ませるなんて、だいぶクレイジーだし娘の読解力を過大評価してる気がする笑。

 

そんなふうに脱線しながら読んだ。22年前と同じように、やっぱりきれいなラベンダー色が頭に浮かんで、たまらなく切なかった。どんなドラマになるんだろう、私はちゃんと受け入れられるのかな、なんてことも思った。

 

 

そして今日。最終回。

予定があってリアタイできなかったから、帰ってきてから見たんだけど、本当に泣いた。

夏を知らない君で、恋を知らない君。

どうか、どうか、優しすぎるあの三人が、私たちの見れない物語のその先で、ふと思い出した時にぎゅっと切なくなるような思いを抱えて、でも、それぞれの道ですごくすごく幸せでいてほしいって思った。未来人って未羽にバレてからの翔平が声とか喋り方を絶妙に変えてるのがよかった。風磨くん演技上手くなった、って思った。そしてなにより、最後に流れる「恋を知らない君へ」はずるかった。すごくすごく、胸を締め付けられた。あんなに美しい言葉の歌詞で、四人が切なく歌うなんてずるい。ってか今のタイミングで朗読聞かせてほしい!ってなって泣いた。

 

 

あと、個人的な思い出とリンクすることに気づいてまた切なくなって、時かけが好きだなって思って、もっと泣いた。

 

私も夏を知らなかった。

私も恋を知らなかった。

そして、小説を知らなかった。

 

初めて本当に恋をしたのは夏だった。暑いだけじゃない夏を知った。小説を読んでから四年後の話。小学校最後の夏。

 

何度も何度も繰り返し読んでいる、今まで読んだ小説の中で一番大好きって言っても過言ではない小説の「流しの下の骨」*3に出会ったのはその次の夏。初めての恋人と平らかに付き合う主人公に憧れた。そして、その主人公の恋人ー背が高くて、穏やかで、スキーが得意な大学生ーの名前は「深町」くんだった。

 

偶然だろうけど。

 

 

私は和子でも、未羽でもないから、タイムリープなんてできない。でも、こうやって記憶の海を漂って弄って、思い出したり気付くことはたくさんある。幸せな気持ちになることも、切なくなることも。

7つの時と変わってないところもあるし、変わったところももちろんたくさんあるけど、きっと初めて「時をかける少女」という物語を読んだ時と変わらず、これからも小説を読む時はドキドキするんだろう。ラベンダーの匂いや色に無条件にキュンキュンするんだろう。

 

それくらい、人に影響を与える物語を原作としたドラマに好きな人たちが関われてよかった。

見れてよかった。

 

私を形作る根幹にあるものの一つを、時を経て原体験させてくれてありがとう。

 

っていうめっちゃエモいブログを書くくらいには泣いた、っていうオタクの話でした。長々とさーせんw

 

 

 

 

 

*1:通学路でずっと「おーっほほほほほほほ」をやる小1女子の集団ってなかなかうざい

*2:原作と同じく和子が主人公。メディアミックスされるたびに主人公の名前変わるのどうなのよっておもってる笑

*3:江國香織さんの小説。名作です。タイトルはともかく、普通に女の子の話

増田貴久さん、みそスー…じゃない、三十路おめでとう、

 

増田貴久さん、30歳のお誕生日おめでとうございます!!!

 

1つ前のブログにも書きましたが、私はあなたの1986年生まれの社会人としての等身大さ、健やかさ、人間臭さに惹かれてファンをやっています。

もちろん、私が世界一イケメンだと信じてやまないドナルドダックに似ている、ドナルドダック男子*1であることも、私の大好きな、アカペラでベースやらせたいくらいの程よくやわらかい低音ボイスなところも、重心がしっかりしたダンスも、実は舞台演技がうまいところも*2大好きです。

 

さて、30年前の1986年7月4日は金曜日。まだMステがない金曜日*3。次の日の7/5からミニバイクに乗る時ヘルメット着用が義務化されたらしいよ。それまでヘルメットなくてよかったの?そこにびっくりだよ。アメリカが独立して210年目で、赤西仁くんは生まれて2年目で、あとTDLシンデレラ城ミステリーツアーが7月に始まったらしい。ほぉ。そして少年隊が3枚目のシングル出したのは1986.7.7だってさ。生後3日目の増田さん、もう名前はあったのかな。知らないけど。

 

そうだ、名前。

私は増田さんの「貴久」って名前、すごく美しいと思っている。前に田口くんの「淳之介」という名前が美しいとブログに書いたけど、それと同じくらい、美しくてかっこよくてすき。久しく、貴い。強く、らしく、しなやかに生きれそうな名前。あと、名前が全て訓読みなのも好き。まぁ「たか」は名乗りの、常用外の読みだから訓読みで片付けていいかはよくわからないけど、よしとしよう。「ますだたかひさ」。すごく柔らかい響き。30年、増田さん自身も好きな響きだといいな。と思う。

 

さて、増田さんの新しい一年はどんな年になるんだろう。私は、華開く一年だといいなと思ってる。29歳、十分頑張ったよ。本人も増田担もたくさん悩んだり傷ついたり考えてもがいたり、逆に喜んだり誇らしくなった年だったと思う。変ラボや、準レギュラー?扱いの諸々のバラエティで新しい気づきもあったと思う。ダンスや歌のスキル以外にも、彼らしさや、新しい魅力や実力をたくさん発揮して欲しい。

それと、そうだな。今以上に、彼がたくさん必要とされて、必要とされていることを実感して働けたらいいよね。きちんと肯定できる環境だといいよね。彼の力が、そして彼の発信で他の人の力が引き出せる環境で、それが楽しくて快適で、時に乗り越えるのに心地よい困難がある環境だといいよね。そうしたら、エンターテイメントの表現者としても、個人としても増田さんが楽しくなると思うし、ファンとしての私や、増田さんと仕事をする人がもっと楽しくなると思う。

まぁ、そんな環境にするには、増田さんだけじゃなくて、フォロワーとしてのファンだったり、メンバーだったり、事務所の他のタレントさんだったり、事務所だったり、マスコミだったり色んな人の共感や異論が必要だよね。単なる協力とかだけじゃなくて。そのためにもたくさん増田さんが自分の言葉を発する機会があるといいな。小さなことでもいいから。そうじゃないと、環境なんて変わらないし、力を引き出せるものにならない。



 

正直ね、3人担当いる中で一番「もうやだ!おりたい!」って思うのは増田さん。

でもそれは、増田さんが私と同い年の、等身大の男の子でもあるから。そしてそこが好きだから、私はなんだかんだ言って増田貴久さんから目を離せないんです。

この次の一年も、そうでありますように。

 

 

愛を込めて。

君の新しい一年が、健やかで、平らかで、満ち足りたものになりますように。

 

*1:私の好きになる男性の、私が作った定義。堂本剛さんも佐藤勝利くんもこれに当てはまります。詳しくはまた今度

*2:本当はブラックな役やらせたらすげぇうまいから!ストフルとかね!

*3:Mステは1986年10月24日開始